2007年 11月 28日 ( 1 )

心落ち着く

a0038862_2125394.jpg 昨年の夏、エジンバラの古着屋で買ったAラインの革のコートには、襟と裾と手首周りに毛皮がついている。暖かいので、今日もそれを羽織って出かけた。襟の部分を軽く口元に当て、頬と唇で弄びながら、その毛並みの良さにウットリする。まるで、小さく丸まった子猫の背中を撫でているようで心落ち着くのだ。

 帰り道、二手に別れる道がある。どちらを選んでも同じ場所に辿り着く。人通りが少なければ、階段道の方が好きなのだが、今日は、そっちへ行きかけて、人通りの多さに不快になり、わざわざ引き返して別の道を歩いた。街灯のない暗い夜道を歩くのは安全とは言えないが、ひとり考え事をしながら人通りのない夜道を歩くと心落ち着くのだ。

 阪急電車で、ダッシュしてでも獲得したい座席のタイプが2つある。通常、ドアとドアの区間ごとに横一列の座席が並んでいるが、そのひと座席のちょうど真ん中に、2人だけ腰掛けられるように仕切りが設けられている座席がある。その座席を見つけると無性に萌えるのだ。そしてもうひとつ、コレは滅多におめにかかれないけれど、車両と車両の間にBoxシートがある阪急電車に出くわした時は、これ以上ない程に萌えるのだ!「絶対座りたーい!」と心の中で叫びつつ、獲得する為に座席まで猛ダッシュ!獲得出来た時のあの喜び!そして、心落ち着くあの感じ。あからさま過ぎる自分の萌え具合に、他者との空間がないほど満員の早朝の車両の中で、日頃からどれだけストレスを感じているか、思いがけず気付かされるのである。

 帰宅して、湯船にお湯をはる。体を洗って湯船に浸かる前、わざわざ電気を消す。真っ暗な中、お風呂に入る。これが毎日の習慣だ。心落ち着く瞬間。

 暗い場所と仕切られた場所。子どもの頃、叱られて閉じ込められた押入れの中も、泣きながら眠りについて、起きた時には居心地のいい場所になっていた事を思い出した。

                            つばき

 

 

by bigcamellia814 | 2007-11-28 21:36 | TSUBAKIng Times