♪やっぱりダメだったぁ~♪バンジョーの音色に包まれた、私達のためだけのちっちゃなライブ

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 東京から友達がやって来た。私の友人・藤澤卓くんと彼の友人・大國涼太くん。今週末、神戸で行なわれるKOBE JAZZ STREETに合わせて行なわれる、神戸ジャグストリートにて歌を唄うために。アコースティックギターとバンジョーを提げて、夜行バスに乗って早朝の神戸に到着。

 卓くんと出会ったのは、私が20代半ばだった頃、その当時住んでいた、四国のとある町で。友達が運営していた『なや』と言う名のフリースペースに、大道芸やライブペイントをやる友人と共に彼がやって来たのが最初の出会い。唄い終わって気持ち良く酒をあおった彼は、後になって私と話した事すら思い出せない程の泥酔ぶり。その時のライブの写真を送ってあげたら、「すみません。いったいあなたが誰なのか全く思い出せません。」と正直に書かれた手紙が送られて来たのがきっかけで、ゆる~いペースで今に至るまで連絡を取り合っている。
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 「せっかく神戸まで来るのなら、私達のために歌ってくれないかしら?」と言うリクエストを快諾してくれた二人。私の友人数名に声をかけ、近所のCafe・Bar Dessinで夜の8時から始まった2人のライブ。ライブを聞きに来たのは10人程度。こじんまりと、だけど私達のためだけに聞かせてくれる贅沢なライブ。

 ライブは3部構成。第1部は、アコースティックギターを弾きながら卓くんのソロ。出会った頃に唄っていた懐かしい曲も久々に聞く事が出来た。終盤、涼太くんも加わって、2日前に誕生日を迎えた葵のために♪Happy Birthday♪を唄ってくれた2人。
友人が用意してくれたケーキに、ささったロウソクの炎を吹き消しながら、葵も大感激!
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 第2部はバンジョーをかき鳴らしながら2人で唄う。見事にまん丸な形状のバンジョーと呼ばれるこの楽器。こんなに間近で見たのも初めてなら、バンジョーの音色をちゃんと聞いたのも初めての私。バンジョーにスッカリ惚れ込んだ涼太くん曰く「バンジョーの音って元気が出るんだよねー。」テンポの良い曲に馴染む陽気な音色。それ程馴染みのない音にもかかわらず、懐かしさがこみ上げてくる音色。卓くんの名曲『かあさん寝たかいな』と『やっぱりダメだった』の2曲が始まると、かぶりつきで聞いていた椿と葵大喜び!2人に合わせて大合唱!「♪あぁー、あぁー、あぁー、あぁー、ダメだこりゃ!♪」で始まる『やっぱりダメだった(こちらから視聴出来ます。)』は、椿と葵が卓の名曲!と自信を持っておススメする一曲!元気がない時はコレを聞くに限る!「♪どうにかしなくちゃいけないと ちょっとは真面目に考えたけれどやっぱりダメだったぁ~♪」と卓くんが繰り返す頃には、みんなの表情もスッカリ緩んで、なんだかイイ盛り上がり!私と葵は、2人だけの名曲だったこの2つの名曲を、友人達に聞いてもらえて大満足だった。
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 第3部は、途中から入ってきた別のお客さんへのお披露目を兼ねて演奏。そして再び『やっぱりダメだった』を最後にクエストした椿と葵!唄い終わって、「やっぱりダメだった、2回も唄って、これ以上唄ったら、本当にダメになるよ~!」と卓くん。これ以上リクエストされない様に、そそくさとイイ音色を聞かせてくれたバンジョーをケースに仕舞い込む2人。聞きに来てくれたみんなも、なんだかイイ顔になっていた。また今日も、陽気で幸せな時間が生まれた。
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 私は卓くんの詞の世界が好きだ。そして、その詞を生み出す卓くんの世界観に興味がある。この詞が生まれる時、彼はどんなモノを見てるのだろう、どんな時間を、どんな場面を、どんな人を、どんな色や匂いを思い描いているのだろう。時間の流れ方、風景、登場する人物の表情や感情、匂いや色が伝わってくるそんな歌詞。そこに、ちゃんと物語がある。西暦2005年の現在より、数十年ほど遡った、そんな匂いを感じる世界を言葉にして唄う卓くん。卓くんのイイ感じに脱力した声が優しい詞の世界をさらにあったかにする。そして涼太くんの陽気で、それでいてノスタルジックなバンジョーの音。優しい音を聞いたから、今日はきっと幸せな気分で眠れるはず。
                        つばき

by bigcamellia814 | 2005-10-07 23:59 | TSUBAKIng Times

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