きっと時代が変わる日が来るって私は信じてるのよ。

 失業者の気力損なわないで
      無職  川崎 千景(大阪市城東区 36)
 
 ハローワークへ失業保険の手続きに行ってきた。約3年間、文化施設で働いてきたが、契約期間が切れて、失業した。
 
 私の手続き窓口は十数人が待っていたが、よくみると、カウンターの四つの窓口に1人の担当者しかついておらず、懸命にこなしていた。しばらくして他のカウンターにも職員が配置され、受け付けが始まり、待ち時間が短縮された。しかしそこに流れる失業の重たい空気と、あふれる人による密度の濃いスペースでの順番待ちには疲れてしまった。

 3月末の「雇い止め」で、失業者が増えることは予測され、臨時の職員も増員されていると思った。しかし、とても間に合っているようには思えなかった。

 私が接した職員は懸命に対応してくれたが、ハローワークは失業者にとって「再就職の入り口」ともなる場所。担当職員が疲弊せずに業務をこなせるよう、必要なところには人員を配置してほしい。

 待ち時間の効率化や待機場所の改善などにも可能な限り心を配ってほしい。それらのことが失業者の気力にもつながると思う。

(5月11日(火)朝日新聞朝刊 『声』欄)


 仮給付(使用者側と「解雇」をめぐって係争中の場合は、「仮給付」と呼ばれる。)認定日初日の今日、ハローワークの待合で新聞を読みながら、自分の名前が呼ばれるのを待っていた。

 思わずこの記事に目がとまる。
36歳、私と同じ年齢の女性が、同じ様に「雇い止め解雇」され、この春を迎えたのか。彼女が担っていた業務はきっと今も続いているのだろう。業務は今後も継続するのに、あらかじめ期限を設けられた「有期雇用」だったのだろう。

 有期雇用で雇い止め解雇となった私達の手続きを行なうハローワークの人達だって、もしかして非正規、もしかして有期雇用かもしれない。

 先日、加入する労働組合の専従スタッフにこんな事を言われた。
「昔はね、労働組合の中だって、当たり前のようにセクハラがあった。
女性が横を通ると、サッとおしりを触ったりね。
信じられないでしょ?
でも、そんなこと当たり前の時代があったんだ。
しかし時代も変わってきて、セクハラが裁判にかけられる時代になった。
そんなことをする人は、品性にかける、品格の乏しい人間だと多くの人達が思うようになった。

有期雇用も同じなんだよ。
セクハラと同じ、品性のない、品格の乏しいものが行なう行為だ。
今は「有期雇用でも仕方ないよね。」
「契約した以上、文句は言えないよね。」と多くの人達が思っているけれど、
セクハラのように、人々の意識が変わる時代を作らなきゃね。」

 この投書を書かれた川崎千景さん。
あなたの投書に共感します。
でも、その前に、「有期雇用でも仕方ない。」と諦めないで下さい。
あなたを数年で雇い止めにする使用者側の人事政策に、経営方針に、「それはオカシイ!」と声をあげていいのです。

 一緒に頑張りましょうね。

           つばき



 

by bigcamellia814 | 2010-05-12 00:37 | はたらくこと

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