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Sさん

 3月に労働委員会に不当労働行為救済申し立てを行って、約8ヶ月が経過。
8月から4ヶ月に渡る証人尋問が行われている最中だ。

 所属する組合事務所にかかってきた電話。
そこに居合わせた私が受話器を取った。
電話の主はもう80歳は超えているだろう、組合員のSさんから。

 「ご無沙汰しています。お元気ですか?」と尋ねると、
「それがなぁ、前、胃がんになったやろ。
今度は肺がんになってな、この間手術して、今入院しとるんや。
肺、ひとつとるだけで良かったけどなぁ。」
と言うではないか。

 そして、
「そやからなぁ、あんたの15日の審問、傍聴に行かれへんわ。ゴメンな。」
と言うSさん。どうやらそれを言うために電話をかけて来てくれたようだ。

 Sさんは、私が雇い止め解雇された大学の卒業生。
そのこともあってか、ずっとずっと私のことを応援してくれている。

 「Sさん、私の審問のことより御自身の体のこと心配してください。
また、元気になって会いましょうね。」と言って電話を切った。

 勝ちを引き寄せるまでの過程は、いろんな人との共同作業だ。
皆がチカラを合わせ、出し合い、勝ちを引き寄せる空気を生み出していく。
例え私の側に真実があったとしても、1人でそこに辿り着くことは到底出来ない。

 私の勝ちを引き寄せるために多くの人達が動いてくれている。
80歳を超えたSさんもそのお一人だ。

 Sさん、ありがとう。
嬉しかった、あたし!

     つばき

by bigcamellia814 | 2010-11-16 23:05 | TSUBAKIng Times

生きるのが楽になるなんて当分先の話だ

雑誌とかでよく女優が、
「20代は苦しかったけど、
30歳になって生きるのが楽になった」
とか言うけど、女優たち何者!?
どんな心境だよ、何を悟ってんだよ・・・と思う日々です。
凡人には全く理解できない。
30歳にして更に迷い込んだ感があります。
ありまくりです!
椿ちゃん、達観してる?
私は20代より更に、漠然とした焦燥感に追われてる。


フィリピン在住時代に知り合った年下の友達から手紙が届いた。
そこに書かれていた、あまりにも素直な、愛しくなるような言葉の羅列。

「椿ちゃん、達観してる?」

達観なんかできてるわけないじゃん!!!!!!!!
私なんて、37にして、私史上最大にこの先どう生きるかわかんないわよ!
なーんにも、なーにんも先が見えてないし。
仕事はどうするの?
一生1人?
子どもを生み育てない人生を生きるの?
死ぬ瞬間はどんな状態?
考えても、考えても、先のことなんて見えてこない。

 若い時に相当大きな挫折を経験した人か、
結婚や子どもや、かなりのキャリアを手に入れた女が、
一瞬達観したような錯覚に陥るだけだよ。
しばらくしたら、その人達だって相変わらず悩むんだ。

 達観できるか、この私の先の見えない人生を!

 いいのだ。
それでもこの人生引き受けると覚悟した以上、足掻きます。
達観できる日が訪れるだろうことを期待して、まだまだ足掻きます。

        つばき

by bigcamellia814 | 2010-11-16 22:55 | TSUBAKIng Times

2本立て1200円 ~パルシネマ・しんこうえん~

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 我が家から歩いて数分のところに小さな映画館がある。
ちょっとシーズン遅れの映画を、2本立て1200円で見せてくれるその映画館の名前は『パルシネマ・しんこうえん』 。スタッフが、毎回テーマを持って2本の映画をセレクトし上映する。見逃してしまった映画、「正規料金を払ってまで観たいかしら?」と思った映画。それがこの値段で見れるなら、やっぱりDVDよりスクリーンを通して観たい。

 今年で開館40年を迎えるパルシネマはどこか昭和の風情だ。
赤い座席、スクリーンを縁取る真紅のカーテン。
シネコンが主流の中で、こんな映画館が今でも存在している街に住めるなんて嬉しいなぁ。

 今日は『春との旅』という映画を観たくて訪れた。
仲代達也の演技は、スゴいなぁ。
彼が孫の春に、茶目っ気たっぷりにウィンクをするシーンにドキッとした。

 劇場を出ると、次回上映作の案内がズラリ。
そこに、トレインスポティングとラン・ローラ・ランのポスター。
今度、3本立てで上映するそうだ。

 私が20代前半の時に観た映画。
とりわけトレインスポッティングは大ブームだったよなぁー。
みんな着てた、着てた、このユアン・マクレガーのTシャツ。
そして、坊主好きの私が初めて白人坊主もイケる!と思ったのは、このユアン・マクレガーを見た時だったような。

 ラン・ローラ・ランの、街を疾走し続けるあの映像も、なぜかしっかり印象に残っている。

 こんな風に、思い出したように昔の映画を見せてくれるのもパルシネマの魅力。

 20代初めのあの頃を思い出しながら観に行ってみようかしらね。

         つばき

by bigcamellia814 | 2010-11-07 23:51 | TSUBAKIng Times

人間は、場末で人類史がひっくり返るようなことをやってきたわけや

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 10月の中旬、かつて住んでいた街を訪れた。バイトしていた喫茶店で、常連客だったKさんを待つ。60を過ぎた、ひげ面の男。この街を訪れる時はいつもそんな感じ。

 彼は農業を生業としている。
田植え前の田んぼを舞台に、アートで田んぼプロジェクトをやっている。
今年で10年目を迎えたそうだ。

 何を話しても、会話の着地点はアート、そしてそれにまつわる彼の思想。

 昨日、窓辺に積み重ねていた本を本棚に片付けようとしたら、
その間から1枚のメモがヒラリ。

 10月に彼と会った時、
彼の口から発せられる言葉が、まるでヒップホップのリリックのようにこ気味良かったので、思わず書き留めたそれだった。

『人間は、場末で人類史がひっくり返るようなことをやってきたわけや』
『浮き足立っている人間をどうにか着地させる、それがアート活動だ』
『酔っ払った人生から覚醒せよ』

 時々、彼の話している内容の3分の2も理解できないこともあるが、
ただただ聞いている時間がスキなのだと思う。

 そして、別れ際にビッグハグ。
「おぉ~、椿ちゃんええ胸やなぁ~!」が口癖だ。
そんな台詞もあなたなら許しましょう。

       つばき

by bigcamellia814 | 2010-11-07 22:47 | TSUBAKIng Times

小樽で出会った帯どめ

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 再来週末、久々の歌舞伎観劇。現在、大阪城・西の丸庭園内に芝居小屋を建て公演されている、大阪平成中村座のお芝居・『夏祭浪花鑑』を観に行きます。

 そして、こんな機会でもなけりゃ着物を着るチャンスもございませんので、ハリッキって、着物を着て観劇する予定。着物着て歌舞伎観劇。ふふふっ、こういう浮世離れした時間を過ごすのも悪くありません。

 「あっ、そうだ!
着物を着るなら、あの帯どめを付けよう!」
と2年前の今頃、小樽で出会った帯どめの存在を思い出しました。

 雪の結晶のような帯どめ。
一目ぼれだったのよね。

 当日は、私の体の中央で、心にくい存在として静かに主張してください。

           つばき

by bigcamellia814 | 2010-11-06 23:04 | my favorite

【講演のご案内】ブラジル流!市民運動のチカラ

 今年6月のブラジル行きの際、大変お世話になった下郷さとみさんから届いたBrasil情報!

 ブラジルから、HIVポジティブ歴25年のジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョさんをお招きし、ブラジルのAIDSへの取り組みについてお話を聞く機会が関西で開かれます。

 以下、詳細を転載しておきます。 ご関心のある方は是非!

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■■[全国講演会のご案内]ブラジルからゲストを招いて■■
HIV+(ポジティブ)なボクからあなたへのメッセージ      
ブラジル流!市民運動のチカラ            

おはなし:ジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョ
(EPAH代表/国家生命倫理委員会委員/国家エイズ委員会前委員)

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予防、治療、福祉、人権、教育などさまざまな面でエイズへの取り組みが世界で最も進んだ国、ブラジルから、「HIV+歴25年」というアラウージョさんを招いて、政治や、社会のしくみや、世間の目を動かし変えてきた、彼ら陽性者自身の+(ポジティブ)な運動について話を伺います。12月1日は「世界エイズデー」。もっと知ろう、考えよう、ひとごとじゃない自分のこととして!

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[講演日程] (一般公開のプログラムのみご案内します)
●すべてにポルトガル語→日本語の逐次通訳がつきますアラウージョ氏招聘事業コーディネータ 兼 講演通訳者:下郷さとみ(フリーライター/NPO法人CRIATIVOS ボランティア)

■東京・杉並区■11月27日(土) 13:30-16:00 あんさんぶる荻窪
詳細 http://hyakuishou.exblog.jp/14921756/

■兵庫・神戸市■12/2(木) 15:30-17:00 兵庫医療大学 オクタホール
共に生きる社会を目指して-HIV+(ポジティブ)のボクからあなたへのメッセージ
※参加費無料
[アクセス] ポートライナー「市民病院前駅」徒歩10分
[主催] ポーアイ4大学連携推進センター  ポーアイ健康・生活支援ステーション
[後援] 神戸市
[申込み] 氏名、電話番号を下記までお知らせ下さい 兵庫医療大学 地域連携実践センター内 ポーアイ健康・生活支援ステーション「世界エイズデーによせて」係 TEL:080-6204-8793、FAX:078-304-2713 メール: chi-ki@ml.huhs.ac.jp

■大阪・茨木市■12/3(金) 13:00-15:00 梅花女子大学 F棟5階501号
見つめよう、考えよう、HIV/AIDSと私達〜HIVとともに生きるアラウージョの語り
※参加費無料・申込み不要
[アクセス] 阪急:石橋駅、北千里駅、茨木市駅、北大阪急行(市営地下鉄御堂筋線):千里中央駅、JR:茨木駅 から無料スクールバス運行 
詳細 http://www.baika.ac.jp/access/
[主催/問合せ] 梅花女子大学 看護学部事務室 TEL: 072-643-9036         

■講師プロフィール■
1957年生まれ。サンパウ市在住。1985年にHIV陽性の診断を受ける。1994年、横浜で開催された世界エイズ会議に参加。以来ほぼ毎年、日本を訪問して、一般市民や学校、医療者、行政、企業、在日ブラジル人コミュニティなどに向けた講演やシンポジウム等を行い、人びとと対話を重ねてきた。1999年、NHKBS1で彼の生き方に迫る1時間のドキュメンタリー『エイズを抱きしめて』が放送される。今年で訪日14回目。[役職] EPAH(サンパウロ市内の貧困地域で青少年の教育活動やHIV陽性者とその家族の支援活動を行うNGO)代表、国家生命倫理委員会委員、国家エイズ委員会前委員、など

■アラウージョ氏招聘事業について■
[招聘期間] 2010年11月21日-12月10日[主催] NPO法人CRIATIVOS(クリアチヴォス)在日ブラジル人が設立・運営。ラテンアメリカ系住民を対象に母語(ポルトガル語、スペイン語)によるエイズ電話相談や陽性者支援などの活動を行っている。[後援] ブラジル政府保健省[招聘事業全体についてのお問合せ]E-MAIL:shimogo-s@msa.biglobe.ne.jp (下郷)
事業詳細 http://hyakuishou.exblog.jp/14921620/

by bigcamellia814 | 2010-11-06 00:22 | TSUBAKIng Times

しなやかに逃げ切れ、そして捕まるな

 風の便りで聞いたけど、
最近の君、ずいぶんオヤジっぽくなってるらしいね。
君の周辺にいる、君が「あんな風にはなりたくないなぁ。」と言っていた、
そのオヤジ達のように。
 小さくまとまってんじゃねーぞ♪

 
 数ヶ月前、私は元同僚K・27歳・男に、
「ヴァギナモノローグ」という本と共に、そんな手紙を添えて送ったそうだ。
スッカリ忘れていた。
「いい加減、本返せ!」と電話したら、
Kの方から手紙の話を切り出してきた。

 「椿さんのあの手紙、ショックだったんですよー。」と。
「でも、自分では何でそう見られるのかわからないんです。本当にわからない。何をどうしたらいいのかわからない。」と言葉を続ける。

 椿/「K(呼び捨て)、そこにいるの居心地がいいでしょ?」
 K/「はい。」
 椿/「居心地良く感じるようになったら、おしまいだね。既に君の周辺にいるおじさん達と肩を並べてる。そこに居たら、あんた達は痛みを伴うものを見なくていい。」

 と私が言い終わるか否かというタイミングで、
「あぁー、あぁー、あぁーーーーーーーー!」と小さく唸るような声を漏らしたK。
ガックリ首が垂れる様子が目に浮かぶようだ。
「椿さん、的確です。」とKが認める。

 「椿さん、時々こうやって叱ってくださいね。」とK。
「何、甘えてんだよ~。」と言ってはみるが、私はKとこんな姉御と弟的な関係で戯れる時間がスキだったのだ。

 「椿さんの手紙、いつもカバンの中に入れてるんです。
時々読み返して、自分を振り返るために。」と言ってくれた。
嬉しいじゃないか。

 Kよ、小さくまとまるな。
しなやかに逃げ切れ、そして捕まるな。

     つばき
 

by bigcamellia814 | 2010-11-03 00:44 | TSUBAKIng Times

河瀬直美監督最新作・映画「玄牝(げんぴん)」のご紹介

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 数年前、フィリピン在住時代の友人を通して知り合った、マリさん。体はちっこいけど、海の女。出会った頃は引退していたけど、ダイバーだった彼女は周りの人を一気に明るく、優しい気持ちにさせてしまう元気いっぱいの女性。そんなマリさんから、河瀬直美監督の最新作「玄牝(げんぴん)」の紹介メールを頂きました。

 以下、彼女から届いたメールの内容と共に、「玄牝(げんぴん)」の紹介をさせて頂きます。

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 私が妊娠中に通っていた、愛知県岡崎市の「吉村医院」←(*1)を舞台にした河瀬直美監督←(*2)の最新作「玄牝(げんぴん)」というドキュメンタリー映画が11月6日から全国公開されます。

 スペインで公式上映された、サンセバスチャン国際映画祭にて、みごと国際批判家連盟賞を受賞され、審査委員長からも「男女問わず人間の深い部分に届く作品」と高く評価された素晴らしい作品ですので皆様にも是非、ご覧頂きたく、そのご案内です。

*1 吉村医院
自然分娩とは>院長の考えのもと、薬や医療機器など人工的な介入をせず、女性本来が持っている「産む力」を信じて産む「自然なお産」を行っている。院内に建つ江戸時代中期の古民家は、薪割りや板戸拭きなど昔ながらの労働や、一汁一菜の素朴な昼食をとる場として妊婦たちに開放し出産に向けて心と体作りの大切さを伝えている。

*2河瀬直美監督>映画『殯(もがり)の森』でカンヌ国際映画祭では日本人初のみならず女性初として功労賞が贈られた監督

 映画のテーマが「出産」だけに留まらず「命」につながっている事から、私もインタビューを受け少し映画に出させてもらっていたり、主役でも何でもありませんが、ポスターやチラシに娘が採用されてたり・・・。 詳しくは、公式HPをご覧ください。

 予告編(私もちょこっと出演)や劇場情報などもご覧頂けます。

 よしもとばななさんのコメントでは:「ふつうのドキュメンタリーではおそるおそる撮られている妊婦さんたちがここでは野生の獣みたいに美しい」と・・。

 また、雑誌「GINGER」11月号にて、女優・山田優さんと河瀬直美監督の対談が掲載され、山田優さんにも『玄牝』をご覧いただき、「不安感がなくなったというか、私も出産という奇跡をいつか経験したいって前向きな気持ちになれました」と語っていました。

 辛口だけど、本当に温かい仙人のような先生がいる一風変わった産院なだけに、色々な方が訪れますが、吉本多香美さんや青木さやかさんも産院を訪れた時同じような事をおっしゃってました。

 この映画をきっかけに、痛い、怖いといった出産へのイメージが変わるかもしれない。子供を産みたいと思うかもしれない。妊娠中、前向きな気持ちで心と体を鍛え、共感できる友を作り、子供を産んだら、子育ては色々あっても楽しいはず。そうしたら、今起きている悲しい虐待のNEWSはなくなるかもしれない。子供がいる事で行動が、世界が小さくなるどころか、世界が広がっていく。そんな夢を膨らませています。

 この映画にはスポンサーがついていない事から、私も、映画の自主的宣伝活動中で、映画のポスターやちらしなどを置いて頂いたりしています。もしご協力頂ける方は、是非お知らせください。

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 「吉村医院」のことは、ナチュラル系雑誌(Lingkaranとか天然生活とかね。)やテレビでもよく取り上げられているので、知っている方も多いはず。葵は、先生の講演を聴きに行っていました。

 コレを読んでくれている人の中には、産む性の人、そうじゃない人、これから産む人、産む選択をしない人、産みたいけど産めない人、いろんな人がいると思う。私もこのまま縁がなく産むという経験なく生きていくかもしれないけど、いろんな人に観て頂けたらなぁと思い、マリさんのメッセージと共にご紹介しました。

 劇場情報はこちら。http://www.genpin.net/theater.html
 
 ポスターのKちゃん、かわいい!

     つばき

by bigcamellia814 | 2010-11-03 00:12 | cine(映画)