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明日から予約開始!第8回新開地映画祭

 女性限定のご当地映画祭・『第8回新開地映画祭』
今年も、この季節がやってきました。

 明日から、チケットの予約開始です!
今年も、はりきって観にいきますよー。

 毎年、日活ロマンポルノの上映とその主演女優のトークショーがあるのですが、去年は、Queen of SMの谷ナオミさんでした。着物姿とその所作が実に美しい方でした。日活ロマンポルノは突っ込みどころ満載で、エロティックな気持ちになるより、場内爆笑いった感じ。その一体感が楽しみでもあります。

 私は毎年アンケートに、『赤目四十八滝心中未遂』と激押ししているのですが、未だ叶わず・・・

 女性の皆さん(と言ってもターゲットはヘテロ女性かな。)、是非是非、新開地映画祭へ。映画の後は、我が家へどうぞ。

            つばき

by bigcamellia814 | 2010-09-30 23:15 | TSUBAKIng Times

葵、ファッションショーに出ます!

 10月9日(土)、葵とマクラメ編みで素敵なアクセを作るアキちゃんが下記のファッションショーに参加いたします。

Kobe mode style Art Fashion show 2010
神戸から発信する、パフォーマンス&ファッションショー。

【瀟-2010- ~集まり来る静かな流れと、躍動するその呼吸~】

表現者達のスタンスを大切にしつつ、
一つに纏めあげられたこの舞台での展開。
神戸でなければできないもの、
ショーを見て何かを感じ取って頂ければ嬉しく思います。

皆様お誘い合わせのうえ、どうぞお越しください。

2010年10月9日(土曜日)
14:00開場 / 15:00開演   入場無料
会場:神戸ファッション美術館 オルビスホール

HP:http://kobemode.web.fc2.com/

葵はニット小物、アキちゃんはマクラメ編みのアクセをつけ、自分でモデルも兼ねて登場します。お時間のある方、是非、足を運んでいただければ幸いです。

     つばき

by bigcamellia814 | 2010-09-30 22:45 | 葵歳時記

透明なもの

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基本、透明なものがすき。
ガラスとか、
ゼリーとか、
そして、くらげとか。

そして思い出す。
小学校の教科書だろうか、中学の教科書だろうか、
そこで読んだこの詩を。


『くらげの唄』
     
     金子 光晴

ゆられ、ゆられ
もまれもまれて
そのうちに、僕は
こんなに透きとほつてきた。

だが、ゆられるのは、らくなことではないよ。

外からも透いてみえるだろ。ほら。
僕の消化器のなかには
毛の禿(ち)びた歯刷子(はブラシ)が一本、
それに、黄ろい水が少量。

心なんてきたならしいものは
あるもんかい。いまごろまで。
はらわたもろとも
波がさらつていつた。

僕? 僕とはね、
からつぽのことなのさ。
からつぽが波にゆられ、
また、波にゆりかへされ。

しをれたのかとおもふと、
ふぢむらさきにひらき、
夜は、夜で
ランプをともし。

いや、ゆられてゐるのは、ほんたうは
からだを失くしたこころだけなんだ。
こころをつつんでゐた
うすいオブラートなのだ。

いやいや、こんなにからつぽになるまで
ゆられ、ゆられ
もまれ、もまれた苦しさの
疲れの影にすぎないのだ!

      つばき

by bigcamellia814 | 2010-09-30 22:31 | 言霊

嬉しかったり、悲しかったり、誰かのために祈ったり

 事務所のあるビルを出て、通りに出た瞬間、「あぁー、今日も終わった!終わった!」と独り言を言った私に、路上に座り込んでビールを飲んでいたおじちゃんが、「お疲れさん。」と言ってくれた。

 今日は嬉しかったり、悲しかったり。

 解雇争議をたたかっているある知り合いが刑事告訴された。たたかいの流れがこちら側に優勢であることに慌てた使用者側が、土壇場でそんなことをしてきた。「あぁ、なんでこの人を、ここまでとことんまで追い詰めるのだろう。」と涙が出てきたり。

 何社受けても不採用で落ち込んでいる40代の男友達と電話。
年齢、土地柄、そしてこの不況。
自分がダメな人間みたいに思えて来ちゃうよね。

 不妊症で子どもを持つことを諦めるしかなかった友人とも話す。
「野田聖子、反則だと思う。」と言った。
「簡単に受け入れられることじゃないと思うから、
ムリに気持ちを前向きにしようって思うことないよ。」と伝えた。

 そして、30代後半の女友達から妊娠の報告。
嬉しくって、自分でも驚くくらい、「嬉しいよー。」って泣いてしまった。自分のことでもないのに。でも、自分のことじゃないけど、自分のことみたいな気持ち。子どもを持ちたいと思う30代後半の女性の、焦りや不安や、諦めなくてはいけないのではないかと自分を言い聞かせるそんな気持ち、私にもあるからだ。無事におなかの中で育って、この世界にやってきてほしいな。

 帰りの電車の中、今日の嬉しかったり、悲しかったりを思い返した。

 刑事告訴されたあの人の心の痛みが、少しでも軽くなりますように。
明日の面接、うまくいきますように。
子どもを持てないという悲しみから、少しずつ回復しますように。
赤ちゃんが、ちゃんとお腹の中で育ってくれますように。

 そんなことを祈りながら帰ってきた。

 あたしも時々しんどいけど、
誰かを思う時間は、私を人らしく生かしてくれる。

      つばき

by bigcamellia814 | 2010-09-30 00:29 | TSUBAKIng Times

こいつらに決定的な愛の一撃を!

 数日間自宅を空けていて、2晩ぶりに自宅に帰ってきた。

 葵が、「椿、聞いてぇー!」と力強く言ってくる。
「どしたん?」と尋ねると、今朝、バスに乗って職場に行く時のことを話してくれた。

 今朝のバスはノンステップバスではなく、ちょっと古い形のバスだったそう。運転手も、ステップを出すのに手間取ってしまい、最低でも3分は遅れている状態だった。

 先に乗車していたあるオヤジ、
「車イスが乗るのは迷惑や。」と言った。
そして、それを隣のおばさんに確認するようにもう一度言った。

 葵は、本当に腹が立って、
「よう、言うわぁー!」と言ってやったそうだ!(立派!)

 そうしたら、そのオヤジの横に居たおばさん、
「その言い方は何?」と葵をたしなめた。
そして、「『ありがとうございます。』と言っとたらええんよ。」と続ける。

 葵は泣きながら、「なんで、生きてるだけで迷惑みたいなこと言われなきゃいけないんですか?」と反論。

 すると、そのおばさん、
「泣くほどのことやないやろ。」と続けた。

 バスは次の停留所に到着し、たくさん人が乗り込んできて、オヤジとおばさんとのやり取りは、その場で途絶えてしまった。

 葵は「本当に腹が立った!」と泣きながら怒っていた。

 久々だわ。こんなあからさまなの。
私も聞きながら、涙が出てきた。

 どうせあんたらやって、もうちょい年取ったら、車椅子に乗ったり、寝たきりになったり、人の世話になって生きていくんよ。

 なんで、マイノリティが反論したら、「かわいげがない。」という態度を取られなあかんの?勝手に自分達の都合のいいところに障害者を落とし込めるな。

 「泣くほどのことやないやろ?」という、障害者でもなく、葵のことも知らないあんたが、何でそんなこと決められるわけ?十分泣きたくなるようなことで、泣きながら尊厳を守るために声をあげなきゃいけないことだ。

 「今日は、そいつら呪いながら寝よぉー!」と言いながら、昨夜は互いにベッドに入った。

 こういう人達への決定的な、だけど愛ある一撃を募集中です!

    つばき

by bigcamellia814 | 2010-09-30 00:21 | Dr.葵のお怒りバリアフリー講座

好きなことば/嫌いなことば

 佐野元春がホストを務める、NHKのザ・ソングライターズという番組に、RHYMESTERが登場した時のこと。毎回、佐野元春がゲストにいくつかの質問をする。

 「嫌いな言葉」を尋ねた時のMummy-Dの回答はこれだ!
「エッチ」
Sexすることをそう表現すること、そう表現する人たちが嫌いなんだそうだ。

 テレビの前で私、
「そう!そう!そうなのよ!
私もね、ずっと、ずーーっと、それ言いたかったの!」
と思わず声に出して呟いた。
そう言った時のMummy-Dがすごくカッコよく見えた。

 RHYMESTERの歌のごとく、「肉体関係」と表現した方が、どれだけごまかしがないだろう。
Sexすることをエッチと表現するのは、23歳までにはやめてほしい。(笑)

 私の嫌いな言葉は「飲みニケーション」
今時、こんな言葉使う人も少なくなった来たけどね。
この大胆な日本語と英語のミクスチャーぶりはオモシロイけど、
この言葉を使う人たちも、「飲みニケーション」とやらが持つ可能性を信じている人達が作り出す酒文化も、私はニガテだ。

 では、逆に好きな言葉は?

 メキシコに住んでいた友人の回答はこうだ!
「ゴハンできたよー!」
これ、文句なしで私も好きな言葉。

 最近、そのやんちゃな顔が気になってしかたない、
かりゆし58のボーカル・前川君の好きな言葉は、
「今日はあの人の奢りだってさ。」
だそうだ。これも、文句なしで嬉しい言葉。

 私の好きな言葉は・・・・?
只今、厳選中です。

         つばき

by bigcamellia814 | 2010-09-30 00:11 | TSUBAKIng Times

紅緒

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 友人が女の子を産んだ。
名前を「紅緒」とつけたそうだ。

 その響きを聞き、急に蘇ってきた記憶。

 田舎に生まれた私は、幼稚園の頃から、毎日、片道3キロの道のりを、小学生達と一緒に集団登校することになっていた。しかし、記憶を遡ってみても、幼稚園時代、小学生のお姉ちゃんやお兄ちゃん達と一緒に登校していた記憶がほとんどない。記憶がないのも当然で、私は、ほぼ毎日集合時間に遅刻をし、1人で幼稚園まで行っていたのだ。

 遅刻の原因は、朝7時半から放送される、あるアニメを見たかったからだ。
そのアニメは、「はいからさんが通る」
原作は大和和紀。舞台は大正時代。
袴姿にブーツを履いた主人公の女の子の名前は、花村紅緒という。

 私はなぜかこのアニメが大好きで、
田舎故に、7時半には家を出ないと集合時間にも、幼稚園の始業時間にも間に合わないのに、これを見たいがために、わざとグズグズし、しょっちゅう遅刻をしていたのだ。

 もともとご飯を食べるのも非常に遅かったし、「はいからさんが通る」が始まると箸も止まる。母親は、お茶碗のご飯をおにぎりかお茶漬けにし、無理矢理食べさせて幼稚園に行かせようとするが、結局毎日遅刻。

 その習慣は小学2年生あたりまで続いた。
今、比較的時間に正確な大人になれたことに自分でも驚いている。

 「はいからさんが通る」を見終わって、遅刻して1人幼稚園に向かう道中、アニメのシーンを思い出しひとり笑い。「花村紅緒、大好きぃー!かっこいい-!」と心の中で叫んでいたので、満足感はあっても、遅刻に対する反省はほとんどなし。紅緒の袴姿にブーツという装いにもずいぶんあこがれたなぁ。

 2010年、この時代に生まれた紅緒さんも、私が憧れた花村紅緒のようなたくましい女性に成長するだろうか?母親が母親だから、十分期待できそうね。

 紅緒さん、ようこそこの世界へ。

by bigcamellia814 | 2010-09-16 12:59 | TSUBAKIng Times

本城直季的世界

 「このマイレージが貯まったら、南米を旅しよう。」とずっと前から思っていた。本当は、もっと長期的な旅をイメージしていたのだが、実際に旅に与えられた時間は2~3週間程度。目的地をブラジルに決め、「この期間で、往路、チケットを取れる日はどこか?」と相手に委ねたところ、ヨーロッパ周りの航空券が手に入った。日本からサンパウロまでのダイレクト便はなく、私が乗り込んだルフトハンザ航空は、関空を出発し、フランクフルト→ミューヘンを経てサンパウロを目指す。最初の目的地フランクフルトまでのフライト時間でさえ11時間。サンパウロまでは、再びそれと同じくらいの時間がかかる。

 離陸前から深い眠りに入り、気がついたら雲の上というのは私の旅のいつものことだ。離陸する飛行機の轟音は旅の始まりをドラマチックに演出してくれるのに、私はいつもその瞬間に更に深い眠りに堕ちる。

 気がついたら今回も既に雲の上。
そこから気になっていた映画を立て続けに3本観て、隣の席が空席なのをいいことに、体を倒し丸まるようにして再び眠りについた。

 眠りからさめ、軽めの夕食を支給され、食べ終わった頃には、そろそろ着陸態勢に入るとの機内アナウンスが流れた。しかし、私の目的地はサンパウロ。「後、何時間飛行機に乗るのかしら?」と一瞬途方に暮れ、頭の中で計算するのをやめた。

 少しずつ高度を下げていくその度に、ジェットコースターが落下する時に下腹部に感じる、あのくすぐったい気持ち悪さを楽しむ。

 雲を抜け、階下にはフランクフルトの街並みが見え始める。レンガ色の屋根の家々が整然と並び、きれいに区画された集落がいくつも目に入る。遠く靄がかかっている。

 まるで、本城直季の写真を見ているようだ。

 現実の街並みを俯瞰したように写すことで、現実に存在する場所でありながら、まるで箱庭のように感じさせる彼の写真。

 彼があの手法を思いついたのは、もしかしてこんな上空だったのかしら?

 彼の写真の中に、フランクフルトの街並みを写したものがあるのかどうかは知らないが、初めて見るフランクフルトの街並みなのに、「どこかで見たことあるような」そんな錯覚に陥った。

 あまりに整然と正しく並ぶ、同じ形をしたレンガ色の家々故か、まるでおもちゃの世界の様に見える。きっとそこにも、いのちある人々が日々の暮らしを営んでいるはずなのにね。空の上から、気まぐれな巨人の私が、「やっぱり、この家はこっちに、あの家はあっちに。」と親指と人差し指で家を摘み、好きな配置に並べ替えれそうな、そんな錯覚が私を楽しませた。

 これがマニラの上空からでもわかるスラム街なら、これほどの現実味のなさを味わうことはなかったかもしれない。

 本城直季的世界のフランクフルトの街並みを見下ろしていたら、子ども達の大歓声と共に、機体はフランクフルト空港に無事着陸。子ども達の大笑いが、長旅で疲れた乗客たちの顔に、少しだけ笑顔をもたらしてくれた。

                  つばき

by bigcamellia814 | 2010-09-16 07:02 | viaje(旅)