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オバマカンガ

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 オバマ大統領の就任式があった日、この歴史的な日の記念にと、オバマカンガを購入しました。ケニアから届いたこのカンガ。確か、オバマ大統領の父親はケニア人だった(と思う)。
 カンガのオモシロさは、こんな風に時代を象徴するデザインが生まれるところ。そして多分このカンガ、ずいぶん先には、コレクターにとって貴重な1枚となるだろうと思い、現地価格20倍の値段でしたが購入しました。
 オバマ大統領の顔は「ちょっとビミョ~・・・これホントにオバマか?」と不安な気持ちにさせますが、それもご愛嬌。私はオバマ大統領を挟んで、アフリカ大陸がデザインされているところが気に入っています。
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 カンガの特徴は、必ず裾にスワヒリ語で諺が書かれているところ。

UPENDO NA AMANI AMETUJALIA MUNGU
~平和と自由、神はわれわれに与えたもうた~

 これからこそ真価が問われていく時。

                                    つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-27 00:51 | my favorite

関西クィア映画祭に行ってきました!

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 週末、梅田のHEP5で行なわれている第4回関西クィア映画祭に出かけてきました。
 
 観た映画は合計3本。
1月24日(土)・・・フツウに生きたい~Be Like Others
1月25日(日)・・・トランスペアレント
         ・・・異国の肌
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 1本目の『フツウに生きたい』はイランに住むトランスジェンダーの人達のドキュメンタリー。観終わって、頭の中に浮ぶ数々の疑問符と納得のいかなさ。あぁ、誰かと観るべきだった・・・
 同性愛は死刑になる国・イラン。しかしながら、性転換手術は合法であり、その費用も政府が半額負担するという。「同性愛は罪であるとコーランに書いてあるが、トランスジェンダーについては書かれていないから。」と言うのがその理由らしい。信仰がないものにとっては、そのコーランの持つ絶対性が理解出来ないのだけれど、イスラム圏に住む人達にすれば、まるで水戸黄門の印籠のように、これを言われたらぐうの音もでないのだろうねぇ。
 映画の中には何組かのMtF(男性⇒女性へ)が登場する。もちろん「女性になりたい」という本当の意味でのトランスジェンダーの人もいるのだろうが、映画に登場していた何人かは、実は単なる同性愛者であるにも関わらず、そのままでは死刑になるので、生き延びる手段として性転換手術を受ける事を決断した人達もいるのではないかと思われた。事実そうならば、それは国家をあげた暴力以外の何ものでもないように思う。
 そのままの体で、同性を好きになることが許されない国。同性愛は処刑という現実を前にし、「生き延びたいなら性別を変えろ。」と国家が個人に強いる。
 それは、あまりに恐ろしい現実。
 この納得のいかなさを誰かと共に言葉にしたい。あぁ、ひとりで観るんじゃなかった。

 2本目の『トランスペアレント』は、FtM(女性⇒男性へ)で自ら妊娠・出産し、子育てをしている19人のドキュメンタリー。家族の多様性、その可能性を考えさせられる映画だった。

 3本目は、レズビアンのイラン人女性が、迫害を恐れドイツに亡命するお話。先程も書いた通り、同性愛者は死刑になる国・イラン。セクシュアルマイノリティ故に、身の危険を感じ亡命した難民をどう支援するのか(しないのか)、こちらも考えさせる映画だった。

 会場では、顔なじみのお友達数名とも再会。
写真右のヒロミちゃんは、もう10年以上のお付き合いになります。
2人で映画祭パンフを持って記念撮影。

 映画祭は残り1日!
明日上映される『アニー・スプリンクルの世界』が一番観たかったのに、仕事中だから完全に無理!誰か観てきて、感想聞かせてください。

 興味を持たれた方、是非、出かけてみてね♪

                                つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-27 00:37 | TSUBAKIng Times

今日から我が家の家訓に!

 夕刊を持って電車に乗り三宮へ。
朝日新聞の『天才の育て方』というコラムに目が止まる。
演出家・蜷川幸雄の妻で、写真家・蜷川実花の母である宏子さんが書いていた。

 文中、昨年10月に蜷川実花が同じく朝日新聞のコラムに書いていた『蜷川家の家訓』なるものを引用していた。その内容が面白くて、電車の中で思わず笑いが漏れた。

【蜷川家の家訓】
①いつでもどこでも男を捨てられる女であれ
②経済的にも精神的にも自立せよ
③できるだけたくさんの男と付き合え
④なにしてもいいけど妊娠だけはするな
⑤従順なだけの女にはなるな
⑥男に騙されるな、騙せ
⑦なにより、かっこいい女になれ
⑧自分が正しいと思ったら、なにがなんでも突き進め
⑨過激に生きろ
⑩妬むより妬まれろ


 なんて、なんて、偏りのある家訓でしょう・・・・
でも、好きです、この家訓の内容。
特に、⑦と⑨。
「女からカッコイイ!と言われる女になりたい!」
私は昔っからそう思って生きています。

 蜷川家の家訓、よその家訓でありながら、結構私、実行できていると思うのだけど、でもねぇ、①と⑥はちょっと自信がありませんわ・・・

 蜷川家の家訓、本日より我が家の家訓として採用!
過激に生き、人に妬まれるようなカッコイイ女を目指そう♪(笑)

                                    つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-21 22:42 | TSUBAKIng Times

りんご救済プロジェクト&深夜にが~まるちょば

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 本日お休みを頂いたことをいい事に、
昨夜は夜更かししてりんごジャムを作ってみましたぁ♪

 「好きな食べ物は?」と聞かれると、
間髪入れず「りんご!」と答える私。
昨年末からりんごを頂く機会が多く、小躍りするほど喜んでいたのですが・・・

 私の家は、幼い頃、りんご園を経営していました。
低農薬で育てていたため、自然食品店の方々がよく買いに来ていました。
そんなこともあって、りんごには意外とうるさいのです、私。
とにかく、かじった瞬間シャキッ!とするりんごが好き。
ふじ、津軽、紅玉は大好きだけど、王林、むつなどはほぼ食べません。
頂いたりんごは大好きなふじだったのですが、
歯ごたえがイマイチ・・・・
何となく食が進まず、台所の片隅に置き去りになっていました。

 しかし、だんだん鮮度も落ち、シワシワになってきていたので、
なんとか救済せねばとジャム作りに挑戦してみました。

 昨夜で2回目。
保存を意識して、ちょっと煮詰めすぎちゃったかなぁ・・・
きれいな黄金色には仕上がりませんでした・・・
ちょっと甘めだけど、味には問題ないと思います。(あくまでも自己評価)
シナモンの香りがほんのりと漂います。

 作ったはいいけど、そうそうジャムばっかり食べてる訳にもいきません。
煮沸消毒した瓶につめ、勝手に友達に送りつけることに致しました。
送りつけられた方、どうぞ食べてやってください。

 あぁ、夜更かししたなぁと思いつつも、
寝る前にコタツに入ってテレビのスイッチを入れてしまった私。
こんな深夜でもテレビはやってるのねぇ~と思ったら、
大好きなが~まるちょばが登場ぉ!
うるまでが~まるという、彼らのレギュラー番組でした。この番組の情報は知っていたけど、「超!深夜帯だし、あたしが見るのは絶対無理!」と思っていました。偶然見れてラッキー!内容は「わけわかんない。」と思う部分もありましたが(バックに流れている音楽が微妙ぉでオカシイ。)、が~まるちょばのオモシロさは存分に楽しめます。是非、皆さんもご覧あれ♪

☆上手にジャムを作るコツ、知っている人がいたら椿に教えてください♪

                                       つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-21 11:38 | TSUBAKIng Times

KAPITAL スカーフ

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 昨年暮れの話。
クリスマスの日はIndonesiaを旅している頃だからと、
少しだけ早いクリスマスプレゼントを葵と、そして自分に贈りました。

 デニムの街・児島(岡山)が生んだブランド・KAPITALの新作、ウールのスカーフをプレゼントしました。

 ひとめぼれ。
肌触りの心地良さも、色合いも。
手前の金魚柄が私ので、奥の萌黄色が葵へのプレゼント。
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 ウールなのであったかい!
(でも、そのまま洗濯機にかけてジャブジャブ洗えます。)
職場は冷えるので、肩からかけてショールとして大活躍中♪

 このスカーフを購入した時、お店で焚いているお香の匂いが程よく染みついていました。どこかで嗅いだ、懐かしい匂い。その匂いは、まさに、タンザニアはザンジバルの市場で嗅いだスパイスの匂い。

 KAPITALは毎シーズン、カタログを販売(1部300円)していますが、カタログと侮るなかれ、ちゃんとした写真集です。

 児島の地場産業だったデニムも、今では日本だけでなく世界から注目されています。私の地元は岡山。岡山発オリジナルジーンズは色々ありますが、その中でも、小物やジーンズ以外の洋服も充実しているKAPITALは私のイチ押し。正直、お値段はちょっとはるけど、自分のご褒美にプレゼントするのもいいかもね。KAPITAL、オススメいたします♪

                                     つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-21 01:23 | my favorite

ご褒美のネックレス

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 昨年の夏に伊豆で断食をしたでしょ。
その時、自分へのご褒美にと、伊豆で買ったガラス玉。
ボロシリケイトガラスと言うそうです。
小さなガラスのその中に、立体的なガラスが浮かび上がり、
さながら小宇宙を生み出しているようです。

 もちろん今回もヘンプアーティスト・アキちゃんにオーダー。
最近は、ヘンプより、コットンワックスで編んだ、こういう仕上がりが気に入っています。

 出来上がった作品を手に取った時、
中央の編み込みの細かさが、トップのガラス玉を実に際だたせている仕上がりに感動しました。アキちゃん、今回の作品も素晴しい!
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 ボロシリケイトガラスの魅力は、光の加減で色合いも違って見えるところ。小宇宙の中に引き込まれそうです。

 私の夢のひとつ。
アキちゃんの作品集を出版すること。
彼女の技術は、本屋に並ぶヘンプアクセサリーのHow to本には収まり切らない程のレベルの高さ。How to本というよりは、作品集として出版出来ないだろうか?と考えています。(勝手に!)

 こういう事は、言葉にして伝えておくに限ります。
実現につながる赤い糸と出会えるからね。

 皆さんも是非アキちゃんの作品を身につけてみてね。
シアワセになります♪

                                つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-19 00:13 | my favorite

いいとも増刊号喜怒哀楽

 今日は久々の引きこもり。
一切、お家から出ない一日と決め、家事とこたつでまどろむことに費やした一日でした。

 先週、リアルタイムで「笑っていいとも」にゲスト出演していたが~まるちょばを見る事が出来なかったので、増刊号をチェック!番組中、2回に渡って彼らが出演した場面を放送♪草彅君が二人のパフォーマンスとは関係なく、彼らが履いてる靴を指差して、「Dr.Martens、カッコイイですね。」と言って出演者全員に突っ込まれていましたが、19の時からのDr.Martensファンとしては、イイ目のつけどころ。それに、今回のJapanTourの協賛にはDr.Martensも入っております!(が~まるちょば&Dr.Martens両ファンの私としては、結構重要なポイントです♪)
 ここ最近、JapanTourを前に、メディアへの露出がスゴイ、が~まるちょば♪ちょっと前までは、「まずは、彼らのことを知ってもらわなきゃ!」と事あるごとに宣伝し、「いっぱい友達に声かけて、たくさんの人に見てもらわなきゃ!」と勝手に集客を買って出ていた(最大41名動員したこと有り!)私ですが、そろそろそんな必要もない程、世間が彼らに注目し始めたみたい。とは言え皆さん!JapanTour、是非とも足を運んでください!!!

 ちなみに明日は『めざましテレビ』に出演です♪
朝、5時から、6時、7時台とマックス3回出るそうです!Check it out!

 
 そんなこんなで、日頃は見ない増刊号を初めから終わりまで見た私。
気になったことがひとつ。

 成人式の日、数人の芸能人が自分のハタチの頃を語るコーナーでのこと。お笑い芸人チュートリアルの徳井君が、当時組んでいた相方がやめひとりになり、「お笑い芸人やられへんかったら、俺の人生終わったも同然や。」とこれからどうするかを思い悩んだ時期に、お笑いを諦め、「これからは人の為に生きよう。」と思い、社会福祉士になろうと考えていたという、ハタチの頃の話をしていた。

 彼の口から「社会福祉士」という決して知名度の高くない職業があげられたことに少々驚きつつも、「世の中の多くの仕事は、誰かの為にやってるやろ?」と思った社会福祉士の私。「人の為に生きよう」と思い、思いつく職業が「社会福祉士」というところに直結するあたりが、個人的にはしっくり来ない。「俺の人生終わったも同然や」と思った彼が、福祉の道を志そうとしていたことは嬉しいけれど、しかしながら、「絶望」の果てにやろうと思った仕事が「福祉」って、そんな大げさなもんだろうか?そこに「無償の献身性」なる奇妙な美学が存在しているようで、私は正直違和感を感じた。

 福祉が持つ「献身的」というイメージは時にやっかいだ。
私が仕事で車イスに乗っている人と外出した時、
見ず知らずの人から、「こんなお仕事して、立派ねぇ~。」と褒められることがしばしばあった。「こんなお仕事」って、それどういう意味でしょう?それを、障害者の前で言えるその人の言葉を「良心から発した言葉だから」と受け止めるには、あまりに無神経ではないか。

 昔は「女」が「家庭の中」で「無償」でやって来たことかもしれない。
でも、仕事として向き合っている私達に、同様の献身性を重ねるのは間違いじゃないだろうか?そして「誰かの為に」という思いは謙虚なようでいて、しかしながら、傲慢さと紙一重になる危険性をはらんでいるのではないかとも思う。結局のところ、その人がどう生きるかはその人達が決め、その人達がどうするしかないのだ。私達は、出来れば良い方向に動き出すように、ちょっとお手伝いをする、後押しをする役割。非力な自分を自覚しながら向き合う大切さを忘れないでいたいと思っている。

 「こんなお仕事、私には出来ないわぁ~。」などという、称賛だが侮辱だか判断しかねる褒め言葉よりも、福祉という仕事への評価を、きっちり額面で表して欲しい!その方が、よっぽど良心的な褒め言葉だと思う。

 とは言え、「福祉を志そう」と思ってくれていた徳井君の話は嬉しい話。

 椿のいいとも増刊号喜怒哀楽でした♪

                                つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-18 19:29 | TSUBAKIng Times

1.17のつながり

 神戸に住んでいるということは、
もっと言えば、ここ長田に住んでいるということは、
1月17日、この日に無関心では生きられないということ。

 阪神・淡路大震災から14年を迎えた今日。

 あれから14年を迎えた長田の朝は、普段と変わらぬ穏やかに1日の始まり。あの地震を直接体験した訳ではないが、その日の朝の事を想像してみる。そして、今、私が暮すこの足元で、多くの人達が生き埋めになって死んでいった事実に思いを馳せる。

 今日は神戸のいろんな場所で阪神・淡路大震災に関する催しが行なわれていました。

 友人が働く福祉作業所で、おもちつきと炊き出しをするというので、私もお手伝いをしてきました。
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 日頃お世話になっているご近所の方々に、つきたてのお餅と、豚汁・ぜんざい、そしてチャイを振舞いました。「寒い!寒い!」と言いながら啜る豚汁の美味しかったこと!ぜんざいの甘みは、冷えた体をジンワリと温めてくれました。
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 彼女は大学の先輩、そして元同僚。震災ボランティアとして神戸に移り住み14年。被災した障害者の安否確認から始まり、そこからずっと地域で暮す障害者の支援に携わっています。ある意味この人も、震災によって人生が思いがけぬ方向に動き出してしまった人。
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 夜は、JR新長田の駅前広場で毎年行なわれる『1.17KOBEに灯りをinながた』に出かけてきました。ろうそくに火を灯すと、『ながた』と描かれた灯りの文字が浮かび上がります。その灯りが消えてしまわないよう、そこを訪れた人々が弔いの気持ちと共に灯りを灯し続けていきます。

 1年に一度のこの日はまるで同窓会のよう。
久々に会う人達との再会を喜び、そして語らう場。
元気で生きてることを確認する場。
ココに移り住んでからずっと、毎年私も出かけていく場所です。
「長田」という小さな街に住む人達の、温かさに触れ、
「やっぱりいいよなぁ~。」と実感させられる時間。

 そうやって元気で生きているかを確かめ合い、
重ねてきた時間が14年という歳月。

 人はやっぱりたくましいと思う。


                              つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-18 01:24 | TSUBAKIng Times

age嬢と不作の男どもについて

 3連休の中日。
「久々に引きこもるかぁ。」と決め、インドネシアのお土産を送る為に友人に手紙を書こうとか、頼まれたBagを製作しようとか、色々考えていたけれど、「つばき、明日空いてる?会いに行こうかと思って!」と言う友人Tからのいきなりの電話で、即座にスケジュール変更!だって、Tと会うのは1年ぶり。「会いに行こうかと思って。」なんて言われたら、例え「冬場は誘われても無情にも断ることがある」私でも、お断りすることなぞ出来ません。それに、「いつでも会える」と思っていた人達と、「会えぬまま、あれよあれよと時間は経つ」ということを実感している今日この頃。「会いたい!」と思った時には会いに行き、「会おう!」と言われた時には時間を作る!そんな自分が今年の目標。
 
 小雪舞う日曜日、Tと、彼のパートナーMと再会。
Mとは年末にも再会していたけれど、1ヶ月も経たないうちにまた会えた事が本当に嬉しい。

 ランチは韓国料理。
Tの洋服を探してトアウエストをブラブラ。
Mが「行きたい!」と言った栄町の雑貨屋でお買い物。
歩きつかれて、Cafeに入って神戸Sweets。

 Sweetsを食べながら、3人で話す時間。
2人がそれぞれにカバンから本を取り出す。

 Mが取り出した本は、キャバ嬢のバイブル『小悪魔 ageha』という雑誌。
デコって、盛ってる、アイメイクがパンダのギャル達が満載の雑誌です・・・
「なんで、Mがこんな雑誌読む訳ぇ~!」という私の質問に、
児童養護施設の子ども達の人権を研究テーマにしている、若手研究者のMは、「だって、児童養護施設に入る子ども達の中には、親が水商売やってて出来たって子も多いからねぇ。これは、きちんと研究対象にしないといけない分野なんだよぉ。」との答え。確かに・・・納得。今月号は、age嬢達がライフヒストリーを語っているページがあり、参考文献として購入したようだ。
 絶対自分で買うことなどなさそうな雑誌だから、この機会にと思って真剣にページをめくる私。いやぁ、しかし強烈・・・あのテのファッション&メイクに心酔するある一定数の女子がいる訳ですよ。まるで作り上げられたフィギアの様。外国人が見たら、ゴスロリ並みにオモシロがって写真撮りたがるだろうなぁ。

 障害者に関わる仕事に携わっているTが取り出した本は、ASL(筋萎縮性側索硬化症)の当事者達が書いた手記、そして、本田由紀著『若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか 』など。現在、ASLの人と関わっているTは、ASLに関する本を何冊も読んでいるとのこと。「なんで、そんなに荷物多いの?」と尋ねたくなるTのDパックには、ハードカバーの本が3~4冊入っていた。TもMも、とにかくよく本を読む人達。

 障害者の在宅介護に携わるTは、男性介助者の家事能力の低さ、そして想像力のなさを嘆いていた。

 「つばき、男は本当に不作だよぉ~。
僕が男の最低ラインだとするでしょ?その最低ラインにも到達出来ていない男ばっかりだもん。僕でも、こんな男とは暮せねぇって思うもんなぁ~。」とT。

 えっ、そう?Tもそう思う?そうよねぇ、そうなのよねぇ。
最近全然モテなくなった自分を棚にあげて、そんなこと言う女、ちょっといけすかないじゃない?ますます、モテなくなる訳よ。だから、おおっぴらには言わなかったんだけどねぇ、私が男運がないってことをさっ引いても、やっぱりそう思うのよぉ・・・

 そして、「ヘテロの女性は、ホント、大変だと思うよ。」と言うT。
「でもって、私にみたいにヘテロでフェミだと、もっと大変。」と私。

 私ね、男の想像力のなさとか、想像することすらしようとしないところを「まぁ、それ位仕方ないよねぇ。」って思えない自分に時々しんどくなるの。しんどくなるけれど、やっぱり「どうしてぇ?」って思ってしまう自分をごまかせない。

 「暮す」ということを考えれば、葵以上に居心地の良い人は、この先出会えるかどうかわからない。それ程、私には過ぎたパートナーだと思っている。それを味わってしまった私が、ホレたとは言えど、家事能力のない、想像力に欠ける男性と暮した場合、まぁ、破綻は時間の問題でしょうねぇ・・・

 家事と言うのは、「その先を想像して、効率的な工程を組み立てる力」「自分のそしての誰かの安全や快適さを想像し、それを実現する技術」を身につけられる場ではないかと思う。家庭の中の誰か1人がそれを全部担うより、1人1人がそれなりに、その能力を身につけていたら、暮らしはもっと心地良く流れていくんじゃないだろうか。

 不作の中でも、確かに素敵な男性と出逢っている女性はたくさんいる。
私の父親世代に比べれば、多分今の男性の方がよっぽど柔軟。
だって、Tがまさにそのお手本!

 Tと話している時間が好き。そして快適。
男性と話している時に時折感じる、フェミ的発言をした後の「責められる」様な感覚をまるで味わうことがない。「男」と「女」の間に生じる違和感を、安心して言葉に出来る貴重な男性。

 それがどんな事であれ、どんな人であれ、状況であれ、彼の、「相手の側に立って想像する」力」には、感心する。

 別の用事があったMを見送った後も、夜の9時過ぎまで話し続けていた私とT。いろんな意味で、「希望」を与えてくれる存在。

 会いに来てくれてありがとう♪

                                  つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-12 20:55 | TSUBAKIng Times

弔いの夜

 昨年秋、仕事で訪れた某D大学で、偶然幼なじみに再会した。
高校卒業以来の再会!

 互いの母親同士が10代の頃からの親友で、彼の母親が美容師だったものだから、小さい頃から髪を切ってもらうのは必ずそのおばさんだった。だから、彼女には、身内の様な親しみを今でも抱いているけれど、彼女の息子であるその彼とは、幼なじみと言えど、異性だったし、同い年だけど中学までは別々の学校に通っていたし、高校は同じだったけれど学科が違ったので、ハッキリ言って、再会したその瞬間までまともに話したことなどなかった。それを「幼なじみ」と言うのかどうかわからないけれど、とにかく、同郷で、そして互いを幼い時から知っていたというのは事実。

 彼が神戸に住んでいることは知っていたし、偶然それらしい人を電車で見かけたこともあったけれど、如何せん「まともに話したことのない」幼なじみである。それ以上、何か行動を起こす事はなかった。けれど昨年秋の再会後、何度かメールのやり取りをし、昨日、一緒に食事をすることになった。たぶん、というか絶対、彼と差し向かいで食事をするなどという行為は初めてであり、そして、それ以前に差し向かいで話をするのも初めてである。

 しかし、これが意外にも意外!
予想以上に、かなり話が合う人だったのだっ!

 Jazzやクラッシックが好きだと話す彼に対し、
「あたしねぇ、クレイジーケンバンドが好きなの♪」と話すと、
「落ち込んでた時によく聞いてたよ。子ども生まれる前は(彼は二児の父親になっていた。)ライブにもよく行ってたよぉ。」と彼。
コイツ、クレイジーケンバンドの効果的な処方を心得ているじゃないかッ!

 後ほど葵にこの話をすると、一句詠んだメールをよこしてきた葵。
『剣さんで 縮まるふたりの 時間かな』

 ハイ、確かに!彼のこの一言を境に、急速に彼への信頼の度合いが増しましたわっ、わたくし。

 同級生達の噂話をあれやこれやと話しながら、共通の友人である1人の女性の事を話した。

 20代の後半だっただろうか、彼女は他界した。
死因は「事故死」とされていたが、不審な点も多く、「自殺だったのではないか。」と友人から伝え聞いた。それが事実かどうか定かではないが、そう言われ、私自身「やっぱり」と思ったのには、それなりの理由がいくつか頭の中に浮んだからだ。

 彼女に最後に会ったのは、亡くなる2年程前、東京で。
私の友人が、当時売れに売れてたある社会学者と対談をするからということで、東京まで足を運び、その会場で偶然にも再会した。大学在学中から疎遠になっていたので、一瞬彼女のフルネームが思い浮かばず、おそるおそる声をかけた。

 大学在学中、もらった手紙には「精神科に通っている」と書かれていた。疎遠になってからも、その事がずっと気になっていたが、目の前の彼女は、明るい表情で、隣りには彼氏もいた。そして、その社会学者を指し、「彼の追っかけなの。」と言っていた。

 その後、一度だけ手紙をもらっただろうか?
それが、彼女が私に伝えてくれた最後の言葉になった。

 幼なじみの彼は、中学時代の彼女の話をしてくれた。
映画好きだった彼女は、「スクリーン」等の映画雑誌を愛読していたようだ。
同じく映画好きだった幼なじみの彼。
ある日、彼女が何も言わず彼の肩を叩き、
「スクリーン」の切抜きをくれたそうだ。
その切抜きの中身は、「ビーバップハイスクール」。
確かに彼は映画好きだったけれど、別に「ビーバップハイスクール」が好きだった訳ではないし、その手の邦画が好きだった訳ではない。
でも、「あなたはこういう映画が好きなんでしょ?」と言うように、
しかし無言で渡された「ビーバップハイスクール」の切り抜きの事を、彼は今でも忘れられないと言う。だから、彼女が死んだことを知った時に、「ショックだった。」と話してくれた。

 不謹慎かもしれないけれど、彼の話を聞いて大笑いした。
無言で背後から近寄り、「ビーバップハイスクール」の切抜きを渡す彼女の姿が手に取る様に思い浮かぶからだ。その場に流れていた空気の重量さえ手に取る様に伝わってくる。

 確かに変わった人だった。
いつも学生カバンはパンパンで、両手に重い荷物を下げて歩く姿は、まるでモテ路線を目指す女子からは逸脱していたし。
お弁当の冷凍コロッケは、「そのウチ、解けるから。」と電子レンジでチンされてなくて、時々硬いまんま食べてたし。
一緒に歩いてたら、「あっ、今、椿の足元に頭があった。」とか言うし。
三島由紀夫の文学・そして裸体を強烈に敬愛してたし。

 でも、高校時代、部活のメンバーの中で、一番話した人。
そして、いっつも一緒に帰った人。
彼女が私にかけてくれる言葉のどれもが、穏やかで優しかった。

 高校時代、彼女がくれた手紙。
もう、うる覚えだけれど、
私のことを「りんごのような人」と書いてくれていた。
嬉しかったの、その表現が。
だって、私が一番好きな食べ物は「りんご」だからね。

 20代でこの世を去った彼女。
死ぬ前に何考えてたんだろうねぇ。
彼女が死んだと聞いて以来、時折ボンヤリとそんな事を考える。
今となってはもう尋ねることも出来ないけれど、
いつか私もあっちの世界に行った時、尋ねてやろうと思っている。
早死にしやがって、コラっ!

 幼なじみの彼とはいろんな話をしたけれど、
一番嬉しかったのは、彼女の話が出来たこと。
大笑いしながら、一緒に彼女を弔うことが出来たこと。


                              つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-10 00:19 | TSUBAKIng Times