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巻き込まれる私 巻き込まれない私

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 例えば、その人との関係性にある一定の距離感が保たれていれば、
どっちつかずでハッキリしない態度にも、
「迷うよねぇ~。時間かけていっぱい悩んだらいいヨォ~。」と言葉をかける事が出来るし、
急に考え方が変わったとか心変わりしたとかであれば、
「そんな事もあるよねぇ~。」と素直に受け止めてあげる事だって、私には出来る。

 しかし、相手との距離感が一線を越えていたり、
起った状況に対して我が身の当事者性が高ければ高い程、冷静な対応が出来なくなる。
「いっぱい悩んだらいいよぉ。」と言った口から、
「いい加減、ハッキリしなよっ!」という怒りが発せられ、
「そんな事もあるよねぇ。」と寛大に受け止めた心の内から、
「そんなのあり得ない!」と叫びたくなる。
相手の立場とか気持ちなど考える余裕がなくなる。
そこで感じる負のエネルギーは、思いの他私を消耗させる。

 そんな時、自分を第三者の立場においてみる。
というか、客観性を失っていない時の自分を思い出してみる。
そうそう、今日もしんどそうな学生が、わざわざ私を訪ね話をしに来てくれたのだが、
そんな時の私は、丁寧に傾聴しながらも、決して相手のしんどい状況に巻き込まれたりはしない。もしも私がその学生の親ならば、「もうちょっとシャキッとしなよ。」の一言でも言いたくなりイライラるかもしれないが、一定の距離感がある関係だからこそ、私はその学生の世界に巻き込まれたりはしない。その学生の世界と私の世界を混同することがないからだ。
誰かの世界に私の世界が巻き込まれ、私が混同する時、今日みたいな出来事を思い出してみよう。私は確かに、相手の気持ちを傾聴し、受け止める力があるじゃないかと。
自分に起きた出来事を、あえて客観的に捕らえなおすという事を試みると、
負のエネルギーに支配され、何も手につかないという状況から少しだけ解放される。

 しかし、感情なんてものは、当事者性あってのものだから、
そこをあえて客観的になる努力をするなんて、なぁーんて不健康なんだ!とやっぱり思う。
もの分かりよくなる必要なんてないのだ。
という結論に結局行き着き、ふてくされたいだけふてくされておこうと思うのだ。

                               つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-29 22:17 | TSUBAKIng Times

心落ち着く

a0038862_2125394.jpg 昨年の夏、エジンバラの古着屋で買ったAラインの革のコートには、襟と裾と手首周りに毛皮がついている。暖かいので、今日もそれを羽織って出かけた。襟の部分を軽く口元に当て、頬と唇で弄びながら、その毛並みの良さにウットリする。まるで、小さく丸まった子猫の背中を撫でているようで心落ち着くのだ。

 帰り道、二手に別れる道がある。どちらを選んでも同じ場所に辿り着く。人通りが少なければ、階段道の方が好きなのだが、今日は、そっちへ行きかけて、人通りの多さに不快になり、わざわざ引き返して別の道を歩いた。街灯のない暗い夜道を歩くのは安全とは言えないが、ひとり考え事をしながら人通りのない夜道を歩くと心落ち着くのだ。

 阪急電車で、ダッシュしてでも獲得したい座席のタイプが2つある。通常、ドアとドアの区間ごとに横一列の座席が並んでいるが、そのひと座席のちょうど真ん中に、2人だけ腰掛けられるように仕切りが設けられている座席がある。その座席を見つけると無性に萌えるのだ。そしてもうひとつ、コレは滅多におめにかかれないけれど、車両と車両の間にBoxシートがある阪急電車に出くわした時は、これ以上ない程に萌えるのだ!「絶対座りたーい!」と心の中で叫びつつ、獲得する為に座席まで猛ダッシュ!獲得出来た時のあの喜び!そして、心落ち着くあの感じ。あからさま過ぎる自分の萌え具合に、他者との空間がないほど満員の早朝の車両の中で、日頃からどれだけストレスを感じているか、思いがけず気付かされるのである。

 帰宅して、湯船にお湯をはる。体を洗って湯船に浸かる前、わざわざ電気を消す。真っ暗な中、お風呂に入る。これが毎日の習慣だ。心落ち着く瞬間。

 暗い場所と仕切られた場所。子どもの頃、叱られて閉じ込められた押入れの中も、泣きながら眠りについて、起きた時には居心地のいい場所になっていた事を思い出した。

                            つばき

 

 

by bigcamellia814 | 2007-11-28 21:36 | TSUBAKIng Times

裏方仕事

a0038862_22145597.jpg 母親が忙しくて精神的に余裕のない時ほど、なぜか子どもは体調を壊しやすいという話をよく聞くが、まさにそんな気分だ。
 
 今日は、午後から大きなシンポジウムが控えているというのに、学生が急に熱が出て聴覚障害学生の支援(授業中、先生や学生が話している内容等を筆記もしくはパソコンによって文字化し通訳する。通常、手書きの場合=ノートテイク、パソコンの場合=パソコンテイクと呼ばれる。聞こえる学生が支援にあたり、その活動に対して大学が報酬を支払う。)に入れなくなったとか、急用で途中までしか活動に入れない等のメールが入り慌てたものの、学生達の協力でなんとか対処。忙しい時ほど、こーゆう事が起きるもんなんだなぁとオカシくなった。

 関西の大学を中心に100名強の参加者があった本日のシンポジウムも無事終了。ホストとしては、講演者の方々も、参加してくださった皆さんも、そして同僚も、気持ちよく帰ってくれたようでホッとした。

 もちろん「お付き合い」という部分もあるだろうが、それでも「障害学生修学支援」というテーマで、コレだけの人数を集められればまずまずだろう。そう言えば、かつて他大学で今と同じ障害学生修学支援コーディネーターとして勤務していた時、一大学の取り組みに終始するのではなく、裾野を広げていくためにも、他大学と情報交換出来る場こそ必要だと考えていた。大学同士が連帯する事で、障害を持つ人達も高等教育機関で学べるよう、底上げをしていかなくてはと思っていた事をふっと思い出し、図らずも情報を発信し、連帯の場を提供する催しを手がけられたことを嬉しく思った。遅々としているが、私がこの仕事に関わり始めた頃に比べれば、大学側の意識は確実に変化している。

 シンポジウムの間、パソコンテイクと手話による情報保障を行なった。終了後、40代の聴覚障害者の方が、「こんな支援があったら、大学行きたかったなぁー!」と嬉しそうに話してくれた。「じゃぁ、今からどうですか?大学は何歳になっても入れますよ。」と言うと、「もう、頭がついていかへんわぁ~。」と笑っていた。「情報保障」という概念もない時代に育った多くの聴覚障害者の方々は、「学ぶ」ことのオモシロさに気付く機会すら奪われて来たのであろう。

 この仕事を「天職」と思える程確信を抱きながら働けてはいないが、
誰かと誰かを繋げるとか、
誰かと何かを出会わせるとか、
ある人が持つ能力を引き立たせる場作りをするとか、
そういう魅力的な人達を通して情報発信の機会を提供するとか、
そのもろもろをコーディネートするのは、結構向いているなぁと思うのだ。
意外に裏方向きなのだ。

 最後に・・・
今日、久々に勉強したい!と思った。
何をって、プレゼンテーション!
多くの日本人がこのプレゼンテーション能力に欠けているだろうと推測する。
私も然り。
情熱だけで語るのではなく
説明してるだけで満足するのではなく、
ユーモアのある話し方に心地良い間合い、
聴衆が話の中に参加でき、
気づきの段階を手づかみ出来る様な話し方が出来る様になりたい。
「伝える」事が上手な人になりたいなぁ・・・・

                                 つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-22 23:36 | TSUBAKIng Times

Philippinesのフリーダ・カーロ

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 撮りためたまま整理されていない写真の数々を気晴らしに眺める。
今年のGWにPhilippinesを訪れた時の写真。
私が暮らしていたMotongという村を訪ねた。
あの村を離れてもう何年にもなるけれど、村の人達は私の事を覚えてくれている。
離れていた数年の間に、ホストファミリーのパパが脳梗塞で亡くなっていたり、
ご近所の女の子が2人目のBabyを生んでいたり、
親切だが、すぐボロうとするぺディキャブドライバーのおいちゃんが亡くなっていたり、
それぞれの人生に少しずつ変化が生じていた。

 ただ、何年経っても変わらないのは、カティのかわいさだ!
フィリピン在住中、私が最も愛した女の子、カティ!
眉毛がつながっている様が、まるでメキシコの画家フリーダ・カーロの様なので、
「私のフリーダ!」と呼んでいた。
再会したカティは9歳に。身長も伸びて大きくなった。
開口一番私は叫ぶ!
「Why are you still so cute?」
はにかむカティを、鮮やかなブーゲンビリアの前で写真におさめる。
愛すべきカティ。
あなたのカーリーヘヤーをクシャクシャに撫でて、
ポッチャリしたホッペにキスしながら抱きしめさせて!
今度再会した時も、こう叫ばせてね。
「Why are you still so cute?」

                                   つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-21 23:56 | my favorite

こんな女の子に変身したい☆

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 『女の子』っていう年齢でもありませんが、
もしも、「どんな女の子にでも変身させてあげますヨォー!」って言ってくれるなら、
こんな女の子になってみたい。髪型も、赤い服も、化粧も理想的です。
でもって、外を歩く時は、この上から豹柄のコートを羽織りたいです☆
「今年こそ豹柄のコートを!」と思っていますが、まだ、手を出せず・・・

 GWにフィリピンを訪れた時、モールの中で見つけたポスター。
ウィンドウ越しに、思わず写真を撮りました。恋焦がれるような気持ちで。

 もっと冒険するオシャレをしてみたい。
その前に、冒険に相応しい場所を開拓し、共に冒険を楽しむ仲間達を集めたい☆

 私にもあるのです、コスプレ願望が!

                                  つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-20 23:42 | TSUBAKIng Times

誕生が楽しみでたまりません!

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阪急三番街のポスター。
ナポリタンを食べる姿が、愛らし過ぎます。
こんな子どもを持った親は、さぞ自慢したいだろうな。

最近、私の周辺では妊娠・出産ラッシュ。
安達祐実が母親になった時は、
「さすがに、家なき子に先をこされるとは思ってもみなかったな・・・」
と軽くショックを受けたが、
自分は経験出来なくとも、
妊娠・出産による女友達の変化は自分の事の様にワクワクする。

この夏、私のタンザニア行きをサポートしてくれた友達が、なんと妊娠!
お相手は、タンザニア人の旦那様だから、
生まれてくる子は日本人と黒人のMixで、中和されるとは言えブラックよねー!
もう、楽しみで、楽しみで!
「黒い子生んで、私にかわいがらせてぇー!早く抱っこしたいよぉー!」とメールを送った。

私の夢は、黒人の子どもを育てること。
数年前から掲げている、椿のバブルガム坊や計画(オーバーオールにスニーカーを履いた黒人の男の子が、私の後をついて歩きながら、「マミー、マミー、バブルガム買ってぇー!」と地団太をふんで駄々をこねるイメージより)も、未だ実現する目処はない!
子どもはみんな可愛いけど、でもね、やっぱり、とりわけ黒人の子どもは可愛いと思うの。
見てるだけで、涙が出るくらい彼らが好き!
「だったら、黒人の男性と結婚すれば?」と言うけれど、そう物事うまくはいかないのだよ。
(それに、お相手の人種は別に黒人じゃなくても全然良くて、しかし、子どもは黒人の子どもを育てたいという、養子縁組が難しいこの日本国においては、非常に可能性の低い事ばかり考えています。)

だから、友人の妊娠はとりわけ嬉しかった。
彼女のお母さんは、戸惑いを隠せないみたいだけど、
でも、生まれてきたその子を見たら、
愛らしくて愛らしくて、愛さずにはいられなくなるはず。
楽しみにしてるよぉー!
一緒にかわいがらせてねぇー!

                                 つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-09 20:28 | TSUBAKIng Times

空に勝るものはあるだろうか?

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「空ほど雄大な絵画はないよねー。毎日、違うんだもの。」
秋晴れの、真っ青に澄み渡った空を見上げながら、上司が言った。

そう言えば、私の尊敬するオノ・ヨーコは、
「空の美しさにかなうアートなんてあるだろうか。」と、『ただの私』で語っている。

恐くて、勇気の湧かない朝は、出来るだけ空を見上げながら、深呼吸して、空を丸ごと吸い込む様な気持ちで歩くことにしている。
実はこれ、かなりのデトックス効果があると私は思うのだ。

すがすがしい空が広がる季節になりました。

                                     つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-08 20:49 | TSUBAKIng Times

「自立」って・・・・

 業務終了間際に、NHK大阪のディレクターの方からお電話を頂いた。
障害者運動を立ち上げてきた世代の障害者と、健常者と共に生きることが「あたりまえ」のように育った若い世代の障害者(本当に「あたりまえ」なのかのという疑問は残るが・・・)との間にある違和感。それについて、「今どき」の感覚を持つ20代障害者の率直な意見を聞き、これからの時代の「障害者にとっての自立とは?」を考えていくという趣旨の番組を制作したいとの事で、取材協力をしてもらえないかとの依頼だった。学生ではないが、葵の事を話すと、「是非、お話を聞かせて欲しい。」との返事をもらった。

 今でこそ、障害者と共に過ごす事にさほどの違和感を感じなくなったようである葵さんも、以前は車いすに乗った人達の中にいると、自身も障害者でありながら、極度の居心地の悪さを感じたり、「椿ぃーー!頭クラクラするぅー!車いすばっかりぃー!」なんてSOSのメールを送ってきたりしていた。
 また、障害学生の話を聞いていても、「障害者同士でかたまってるのがイヤ!」と言う意見を耳にする事もあり、「連帯しなければ生き延びてこれなかった世代の障害者のことを、もっと知ってほしいなぁ。」という思いと同時に、もうコレは、障害者だとか云々ではなく、「運動」という事自体に白けた感情を抱いてしまう、世代の問題でもあるのではないかとも思う。

 まぁ、そのヘンをあきらかにしていきたいというのが、この番組制作の趣旨なんだろうけれど。

 それでは、「連帯しなければ生き延びてこれなかった世代の障害者」とは、どんな状況だったのだろうか?40年前、制度も何もなかった時代に自立生活を始めた脳性麻痺の障害者3名から聞き取りを行ったドキュメンタリー映画を見、「自立とは何か?」を考えてみようと、Film Sessionなるモノを企画しました!詳細はこちら!一般参加Ok!参加無料です!是非、皆さんもお越しください!

                              つばき

 

by bigcamellia814 | 2007-11-06 23:03 | TSUBAKIng Times

ゆる~い結束

a0038862_2025152.jpg 「姫路城で行なわれる森山直太郎のライブを見に来たんだけど、明日会えない?」フィリピン在住時代の友人から、昨日いきなりのメール!わざわざ森山直太郎の歌を聞きに、東京からやってきたそうだ。このイキナリな感じが楽しくて、幸い3連休中だったこともあり、本日会う事に。トキメキの瞳をした、可愛らしい彼女の職場の上司もご一緒に。途中から、某新聞社神戸支局にて記者をしているもう1人のフィリピン仲間も加わり、神戸らしい場所へってことで、明治44年に建てられた歴史ある建築物・海岸ビルヂングへ。ちなみに『ビルジング』でも『ビルディング』でもなく、『ビルヂング』と表記するところが重要。ココには、いくつかの店舗と会社の事務所があり、週末ともなれば、こだわりのある洋服屋や雑貨屋を目当てに、たくさんの人が訪れるオシャレな場所だ。
 
 エントランスにて、3階まで突き抜けた階段をバックに、友人の写真を撮る。
 
 私達が初めて出会った場所はフィリピン。今は日本に居て、それぞれの場所で、それぞれの仕事をしているけれど、フワフワとして、伸びたりぢぢんだりするような、このゆる~い結束感はなんでしょう?

 いつか、もう少しお互いの状況が落ち着いたら、わざわざフィリピンで再会し合ったりしない?ジープニーのクラクションが響く街の喧騒を横目に、サンミゲールでも飲みながら、愛情を持ってフィリピンとフィリピン人の悪口に花を咲かせてみるのです。で、結局「なんかさぁー、どーしようもないけどさぁ、やっぱ、なんだかんだ言ってフィリピン好きだよねぇー!」と笑い合うのです。そんな再会も悪くないよね。

                                   つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-03 20:45 | TSUBAKIng Times

田辺聖子三部作

a0038862_6271386.jpg あまりにも装丁がきれいで、思わず購入した田辺聖子の三部作。
『言い寄る』
『私的生活』
『苺をつぶしながら』
帯には「伝説の三部作復刊」と書いてある。ちょうど、私が生まれた年に書き始められた小説だった。30代前半を生きる主人公・乃里子の恋愛、結婚、そして離婚。とりわけ性描写(結婚前の女性が複数の男性と性的関係を持つことなど)や、結婚制度に関する違和感の表明には、今ならばさほどの抵抗感もなく受け入れられるだろう事柄も、その時代背景を考えれば考えるほど、「よく書いたなぁ・・・」と感心するのだ。
小説の舞台は関西。心斎橋・神戸・三宮・六甲・王子公園・淡路島などの地名が、乃里子の存在を私に近づけた。30代前半の、まだ結婚していない乃里子が感じるそこはかとない空白な気持ちは、よくわかる。

 CDをジャケ買いする様な気持ちで買ったこの3冊。
本棚に飾られた姿はかわいい。

                                  つばき

by bigcamellia814 | 2007-11-03 07:12 | libro(本)