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今宵、アラーキーとダブルベッドで

今日の珠玉の言霊
取材記者:『先生、今度はどんなモノを撮りたいですか?』
アラーキー:『今夜、会う女だね。アタシのダブルベッドで。』 


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 今日、1月29日、梅田のジュンク堂で行われた、写真家・荒木経惟さんの新作『荒木センチメンタル沖縄1971~2005』の出版記念サイン会に行ってきた。
 
 そう、私、アラーキーが大好きなのです。
膨大な彼の作品の中で、そりゃぁ、大好きな作品もあれば、「これは、あんまり・・・」ってモノもあるけれど、総じて彼の写真が大好きです。
 
 かつて、フェミニストの先輩方が、緊縛モノや陰毛をそり落としているアラーキーの写真に対し、「女性蔑視も甚だしい!」と批判している最中、「私、アラーキーの作品、スキですよ!」と言うのは勇気がいりました。「この場に集う女達は皆、彼の写真に嫌悪して当然だろう。」という空気が流れていましたが、私はそうじゃなかった。「彼は膨大な作品を撮っていて、ポートレイトや風景、花やネコちゃんの写真にいたるまで、あらゆるジャンルをオールマイティに撮っているのに、なぜ彼女達は、彼のヌード写真の事だけを切り取って、写真家・荒木経惟を批判出来るのだろう?」と不思議に思いながら、さすがに「私、着物姿の女性が、縄で縛られて、天井の梁から吊られている写真にドキドキします。」とは言えませんでした。

 98年の5月、彼が初めて公立の美術館・東京都現代美術館で個展を開いた時、わざわざ見に出かけた事があります。サラリーマンのおじさん達のポートレートと女性のヌード写真が交互にギッシリと展示されたあるフロアで、フェミニストと思われる女性が例の如くアラーキーの写真を批判している声が妙にそのフロアに響いて私の耳まで届きました。そして「それに比べて、ヌードはヌードでも、ロバート・メープルソープの作品はスバラシイわ!」と言う言葉に、私は妙に白けたのを覚えています。私もロバート・メープルソープの個展を見に行った事があります。パティ・スミスが、裸で窓際にしゃがんでいる写真はスキです。でも、筋肉を誇張したポージングの作品に対し、「綺麗に撮れている。」とは思っても、ドキドキする様な感覚は沸き起こりませんでした。そこには、被写体から一歩引いたロバート・メープルソープの存在を私はイメージします。けれどもアラーキーの写真は、引くどころか、どんどん被写体に迫ってくる。被写体と彼との私的な関係、私的な感情を私に感じさせる。なんだか人間臭くて、生活臭がして、アラーキーと言う写し手の臭いが鼻について離れない。そこに私はドキドキしたりするのです。

a0038862_119958.jpg サイン会開始は5時なのに、どこからか聞こえてくるアノ陽気な声!振り向くとアラーキー!『私生死』と書かれたピンクの長袖Tシャツを着て、黒いパンツにピンクのサスペンダー。ピンクを着るなんて、あぁ、なんてお茶目ないでたちなんでしょう。出てるお腹もかわいいなぁ。トレードマークのはねた髪も絶好調!私は順番を待ちながら、鼓動が早くなり、顔が赤くなってくるのが分かりました。そして、19番目に彼の前に座った私。手紙を渡すと「携帯番号書いてる?」なんて言われ、「やぁ、やっぱり書いとくべきだったかぁ!」と昨夜控えめな気持ちを抱いてしまった自分を後悔。「椿って漢字で書くねぇ。」と言いながら書いてくれたサインがこちら。「椿」という事で「唾」を飛ばしながら話しているアラーキーだそうです。

a0038862_136396.jpg サイン会に訪れた人達の多くがカメラを持参。写真撮影は自由。アラーキーに写してもらっている人も。なのにこの私ったら、よりによってこんな重要な日に、不覚にもデジカメを忘れてくるなんて!必死で携帯カメラで収めた写真が、上の写真。(私の携帯、画像が良くないのでこんな写真でゴメンナサイ。)沖縄の写真集なので、彼の両脇にはシーサーが置いてあります。
 自分の番はとうに終わったと言うのに、サイン会が終わり彼が立ち去るまで、側で見ていた私。彼は、作品だけでなく、その言動が興味深い人。陽気で、おしゃべりで、瞬間瞬間を本当に楽しそうに生きていて、自画自賛が好きで、言葉遊びが上手で、イヤラシイのにとびきりお茶目。さぁ、今宵、大阪の街で、ダブルベッドの上でアラーキーに撮られる女性は誰でしょう?残念だけど(!?)、私じゃなかったみたいです・・・


a0038862_1515226.jpg ☆ちなみに私が好きなアラーキーの写真はこちら。中央の、涙顔の女の子の写真。「神楽坂の少女」という作品。アラーキーのつれあいだった陽子さんは別格としても、数いるモデルの中で、彼女が最高のモデルだと私は思っています。切り抜いてマグネットにしています。

 私は心の中で、生きているうちに(私が、もしくは先方が)この人には絶対会いたい人リストを作っています。今日、その夢がひとつ叶ったって訳。誰かに向けて言う訳でもないけれど、なんだか、ありがとうという気持ち。ありがとう。素敵な人に出会えた。

                                 つばき
 

by bigcamellia814 | 2006-01-29 22:43 | TSUBAKIng Times

同世代

 日頃、別にIT関連企業の躍進振りや、そこが仕掛ける企業買収のやり取りや、それに伴う株取引の動きに興味がない、もしくはその話題について行けない人でも、ライブドアの元社長・堀江貴文氏が逮捕された事について、会話の中で思わず話題に出した人も多いだろう。IT関連企業とは言うが、いったい主に何を手がけている会社か分かりにくかった物の、球団買収やフジテレビ買収、総選挙出馬など話題には事欠かず、タレント並みにマスメディアに登場していた堀江氏の逮捕は、事件の問題性よりも、失墜した「時代の寵児」に対するゴシップ的な要素を感じる。

 そういう私も、今日、40代の同僚とそんな話になった。
彼女は、彼の今回の逮捕について「当然の帰結だ。」と言った。
「金で買えない物はない」と豪語していた堀江氏の発言に、以前から強烈な違和感と怒りに近い感情を抱いている様子だった。
そして、「そういう世代なんじゃない。」と言った。
彼を象徴するキーワード、IT、株、「金で買えない物はない」と豪語する拝金主義的な言動に、生身の人間と接する事の乏しさを感じている様に思えた。

 堀江氏と私は、ほぼ同じ年齢。同世代だ。
現役で東大に入学し、在学中に起業し、「もうココで学ぶ事はない。」と東大を中退し、六本木ヒルズにオフィスを構えるまでに自社を成長させた彼と私なんかでは、あまりに立場が違い過ぎて比較にもならないが、同世代であると言うだけで、多少の興味を持って彼の言動を見てきた。
同僚の言葉を借りれば、私も彼と同じ「そういう世代」の一人だ。
けれども私は、金で何でも買えるなんて思った事はない。
むしろ、バブルがはじけ、就職難に直面した世代の私達は、『驕れる人も久しからず』と言う現実を目の当たりにしたからこそ、その当てに出来なさを知っている様にも思う。

 「そういう世代」と言うけれど、
そういう世代が育ってきた世界はどんなだったろう?と考える。
そういう世代を育てた社会の状況はどうだったのだろう?と。
堀江氏と私、全く違う環境で、全く違う素質を持って生きてきたのだから、コレといった共通点があるとは思えないが、
同時代を生きた同世代と言う事で、その世代に共通する、もしくは象徴する『何か』があるのかないのか、分析してみるのは興味深いと思っている。


                                 つばき  

by bigcamellia814 | 2006-01-27 22:32 | TSUBAKIng Times

写豪・アラーキーに初めて会う日

a0038862_120127.jpg 緊張してるんです・・・
あの人に会えるかと思うと。
ドキドキして、一人で会いに行けるかしら?と思う程なのです。
手紙を書いて渡そうと思うのですが、気の利いた事が書けるかしら?
あなたの作品の中で、『神楽坂の少女』と言う写真が一番好きです。
そして、数いるあなたのモデルの中で、
彼女こそが最高のモデルだと私は思っています。
それだけは伝えたい。

彼に会いに来る女達は、勝負に出るだろう。
あなたに電話番号を聞かれるために、
次なるあなたのモデルに選ばれるために。
そんな大それた事は思いません。
しかし、せっかく写豪・アラーキーに会うのですから、
「縛ってやる!」と直々に言われてみたいなんて思うのも正直な気持ちです。

生きているうちに一度は会ってみたかった人。
写真家・荒木経惟。
1月29日、天才アラーキーに会って来ます!

                               つばき

by bigcamellia814 | 2006-01-26 01:44 | TSUBAKIng Times

わっぱ飯

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 今年は、各航空会社が出しているバースデイ割得を利用して、秋田に行ってみようと考えている。住んでみたかった街・神戸に引っ越してきて、この街の快適さを感じつつも、「今度は全く予測のつかない街に住んでみたい。」と密かに考えている私。その候補地のひとつが東北なのだが、いかんせん寒いのがダメなので、とりあえず遊びに行く程度でよしとしよう。宮城・福島・青森は訪れた事があるが、秋田の地はまだ一度も踏んだ事がない。

 先日、カメラマンの友人が「秋田に行って来る!」と言って出掛けて行った。末期がんの患者をはじめとし、様々な病気を抱えた人達が湯治にやってくる岩盤浴で有名な玉川温泉を訪れるために。その直後、雑誌で玉川温泉の記事を読み、岩盤浴が大好きな私は、友人の「あの温泉は最高だったよぉー!」と言う感動のメールに後押しされ、コレは絶対!秋田に行かなきゃ!という気持ちになっている。

a0038862_2204890.jpg そんな、私の人生に縁もゆかりもなかった秋田だが、身近な所にひとつだけ秋田に通じる物があった事を発見した。それは『曲げわっぱ』。 先日、私がよく行く元町の陶器屋さんで湯飲みを購入した際、お店のお姉さんに勧められて衝動買いした物だ。曲げわっぱは秋田県の伝統工芸。それを知ったのは最近の事。

 毎日、お弁当持参で出勤する私達。この曲げわっぱにお弁当を詰めると、なんだか更にお弁当がおいしくなる感じ。
 そして、「そのお弁当箱いいねぇ!」と言ってくれた人も少なくない。「いいでしょ!このお弁当箱!」と素直に自慢する。

 長く使える物を買う。
 長く使いたいと思う物を買う。
 大切に扱う事で長生きし続ける物を買う。
 最近、心がけようと思っている事。

                            つばき

by bigcamellia814 | 2006-01-24 22:05 | my favorite

考えるのではなく、感じられるように・・・

『人の気持ちを考えるのではなく、感じられるようになりたいです。』

 旅行前に、多少は部屋をスッキリさせてから出かけようと片付けていたら、我が職場が発行している昨年の通信を発見。改めて読み返してみる。去年のこの時期に発行されたこの通信には、職員全員の新年の抱負が一言ずつ記されていた。

 これは、私の斜向かいに座る同僚の抱負。
彼女は50代だが、はつらつとして年齢の差を感じさせない若々しさを感じる。
仕事はいつも真剣。精一杯やっている。
職員に対しても、利用者さんに対しても、ちゃんと目を見つめ丁寧に話を聞くその姿勢、
そしてその合間、合間に見せる無邪気なところ。
私は彼女のそんな所を尊敬し、そして元気を貰う。

 「考えるのではなく、感じられるように」なると言う事は、自分の感性がどこまで柔軟で、相手に寄り添えるかと言う事を意味している様に思う。

 私は感じられているだろうか?

                            つばき

by bigcamellia814 | 2006-01-23 23:30 | 言霊

在神戸ジャマイカ名誉領事館

 ジャマイカに発つ日まで、もう10日を切った。バックパックの中身は殆ど準備出来た。ジャマイカ国内をバスで移動してみようと考えている私は、「荷物が大きいと、2人分の料金を払う事になる。」と聞き、最小限の荷物にする事を思案している最中だ。それに、ギュウギュウに詰め込まれるらしいジャマイカのバスで、荷物が多ければスリや持ち逃げの危険に会うリスクは高くなる。出来るだけ手元・足元に置けるサイズにパッキングを仕上げなければ。ジャマイカが暑い国で良かった。当然ながら荷物も軽くなる。

 ガイドブックやジャマイカ政府観光局のHPを読んで知ったオモシロイ事。
各国の大使館は六本木に集中しており、ジャマイカも然り。
しかし、それとは別に日本に領事館も持つジャマイカ。
その領事館の場所が、なんと!神戸なのだ。
しかも、UCC上島珈琲株式会社の中にその領事館は存在する。
「ブルーマウンテン」で親交が生まれたのは確実だ。

 以前、神戸港の中にある倉庫で検品をする短期アルバイトをした時の事。
その日の倉庫には、大きな麻袋が山積みされていた。
その麻袋に書かれている文字を一つ一つ確認していくと、
一気に世界一周をした様な気持ちになった。
麻袋の中身は珈琲。
ハワイ、メキシコ、グアテマラ、エルサルバドルにコスタリカ、南アフリカ、キューバにそしてジャマイカ。他にも色んな国から、海を越え、この神戸の港に珈琲が運ばれてきていた。
上島珈琲があるからこそ、これだけの珈琲が神戸に運ばれてくる訳だ。
そのひとつがジャマイカ。
意外なつながりがあるもんだ。

                               つばき

by bigcamellia814 | 2006-01-23 08:37 | viaje(旅)

GREYHOUND BUSに乗って

a0038862_12431380.jpg 数日前、ポストを覗くとカナダからエアメールが届いていた。差出人は、Mr. Roberto。

 2003年の11月半ば、1年ちょっと住んでいたフィリピンを船で出国し、東南アジアを旅した後、一旦日本に帰国し、2日だけ滞在して、それからすぐにアメリカに飛んだ。初めの2週間は、NYはハーレムに住んでいるアメリカ人の友人の家に滞在していたが、そこからバスに乗ってアメリカ大陸を横断し、メキシコに入るという旅をした。約2週間かけてアメリカ大陸を横断し、アメリカとの国境・メキシコのティファナに入った。そんな旅をした頃から、既に2年の月日が流れた訳だ。

 アメリカ大陸を横断する時に利用したバスは、GREYHOUND。アメリカ全土、カナダ、メキシコの一部を走っているバスだ。NYを出発し、フィラデルフィアで友人と再会し、その足でワシントンD.Cへ。そこからナイアガラの滝を見に行き、シカゴ、ソルトレイクシティ、ラスベガス、グランドキャニオン、サンフランシスコ、LAを通って、メキシコのティファナにたどり着いた。この行程を全てGREYHOUNDバスで移動した。

a0038862_13334.jpg Mr.RobertoはGREYHOUNDバスのドライバーだった。ナイアガラからNY州バッファローまでの区間を運転してくれた。

 バッファローに着き、当初調べていたシカゴ行きのバスの時間が違うのではないかと右往左往している所に、さっきのドライバーMr.Robertoが近づいて来て、一緒に受付まで行き、あーだこーだと世話を焼いてくれた。この世話の焼き振りに、なんだか所謂アメリカ人とは何か違うモノを感じた私は、事が一段落着いてから、名前を聞き、そして「何人なの?」と尋ねてみた。アジア的な顔ではあるが、チカーノに似た様な雰囲気もあるし見当が付かなかった。そして彼の答えは「フィリピン人!」。私は妙に納得した。アメリカ人が不親切だとは思わないが、一般的に「自分の事は自分でしなさい!」と言うのが基本なので、自分から申し出ない限り手を貸してくれる人は少ない。彼の様に、自ら世話を焼きたがる人は稀だが、彼がフィリピン人となれば話は別。世話を焼きたがる国民性は、1年ちょっと住んでみて十分に実感した。

 ハッキリと記憶していないが、マニラ周辺で生まれ育った彼は、若くしてアメリカに移住。既に30年近い歳月をアメリカで過ごしているという様な事を話してくれた。「あんな暑い国から、よくこんな寒い所にやって来たねー。」と私は言った。外は雪が降っている12月。初めて雪を見たフィリピン人のMr.Robertoはどんな感動を覚えただろう。「ねぇ、マンゴーを食べたくなるでしょ?」と、待合室でしばらく彼とフィリピンの話で盛り上がった。

 彼と過ごした時間はそれだけだ。住所を交換して、彼は次のバスに乗って出発した。

 旅を終え、2004年の3月上旬に帰国した私は、実家に帰ってMr.Robertoからの手紙を受け取った。それから、1年に1度、クリスマスにはカードを送る事にしている。

 手紙に「I 'm still driving for GREYHOUND Bus.」と書いてあった。フィリピン人らしい、ブロック体の丁寧な字で、1枚の便箋にビッシリと手紙を書いてくれていた。
 今は、カナダの大統領を決める選挙がまじかに控えているため、それを取材するテレビクルーのドライバーを特別にやっているが、終わったらいつものルート、トロントからバッファローのルートに戻るよと書いてあった。

 自国に仕事のないフィリピンは、出稼ぎのため多くのフィリピン人が海外を目指す。フィリピンは、出稼ぎ労働者の送金で国が成り立っているという現実を持つ。暑い国で生まれたフィリピン人の彼が、全く環境の違うこの国で、働き、子どもを育てていく事は容易ではなかったであろう。 
 私はやはり、彼らの持つたくましさに敬服する。
 そして人なつこさと世話焼きな国民性に思わず笑みがこぼれる。

 またいつか、GREYHOUNDバスに乗って、アメリカの国土の大きさに退屈しながら旅をしてみたい。

                                つばき
 

by bigcamellia814 | 2006-01-22 13:56 | viaje(旅)

万年筆入れ

a0038862_11244422.jpg 現在の所、万年筆のコレクションは5本。せっかくこだわって購入し、こだわって使っている万年筆だからこそ、持ち運ぶ時、取り出す時、ちょっとサマになる万年筆ケースってないかしら?と物色している最中ですが、未だ適当なモノとは出会えず。そこで、親切なミシン屋さんからお貸しして頂いている例のミシンで、万年筆入れを作ってみました。こんな感じ。
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 万年筆が5本とカートリッジが入る様に仕上げました。万年筆をさしたら、こんな風にクルクルクルクルと巻いて、チロリアンテープでグルグルと。万年筆に傷がつかないように、布はしっかりした帆布を使用。裏地もつけてかわいくしてみました。ポイントはボタン。栄町通(店舗は小さいけれどオシャレなお店が軒を連ねている一角です。)のVoyageurと言う名のお店で購入したフランスのボタン。このボタンの可愛らしさに合わせて、グルグル巻く部分は皮ひもではなくチロリアンテープにしてみました。もう少し改良の余地あり。テキトーな採寸で作った割には、まともなモノが出来ました。ちょっとお気に入り。

                          つばき

by bigcamellia814 | 2006-01-22 12:03 | my favorite

炎のジプシー・ブラス~地図にない村から

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  神戸映画サークル協議会が主催する市民映画劇場1月例会に行って来た。毎月1回、主に単館系映画を上映するので、会員ではないが興味がある作品が上映される時は観に出かける。

 今日観た映画は『炎のジプシー・ブラス ~地図にない村から』。東欧はルーマニア、地図にはなければ駅もない、人口400人の貧しいジプシーの村から生まれた、世界最速のジプシーブラス・「ファンファーレ・チォカリーア」のドキュメンタリー映画だ。

 流浪の民・ジプシーは、旅をしながら生活をするので持ち物は少ない。音楽を演奏する事は生活の糧でもあった。ジプシー音楽は本来ヴァイオリンやツェンバロ等の弦楽器によるものが中心だそうで、彼らの様にブラスによるジプシー音楽は稀だ。ルーマニアにおいては彼らが住んでいる地域に限られているそうだ。定住し、農業で生計を立てるようになった彼らの手は、節くれだって弦楽器を演奏するのは不向き。そこで、口とマウスピースがあれば演奏出来るブラスが選ばれ、彼らの音楽が受け継がれてきたという訳だ。もともと弦楽器を中心に育ってきたジプジー音楽のテンポは速い。それを彼らはブラスでやってのける。「世界最速!」と言われる所以は、彼らの音楽を一度聴けば納得!

 彼らの音楽に心酔したドイツ人マネージャーにより、彼らは400人の地図にない街を出て、世界各地をまわるツアーに出る。

a0038862_116302.jpg 印象的だったには、日本にツアーに来た彼らの様子。
渋谷のハチ公前で演奏を始めようとした彼らの前に、警察が出動し止めに入る。
「ウルサイから」
「人が集まって危険な状態を招くから」
「大道芸は道路交通法に違反するから」、日本人である私はなぜ警察が止めに入るか察しが付くが、音楽と共に生活があり、毎日村中にブラスの音が響き渡る様な町に住む彼らにとって、止めに入る警察の神妙な顔は不思議以外の何物でもなかっただろう。(結局は5分間だけ演奏の許可を貰えたのだが。)

 夜になれば真っ暗になる様な村から来た彼らにとって、一晩中ネオン渦巻く東京の街は、彼らを疲れさせた様子。映画を観ながら、「あの人達をあんな場所に連れて来てはイカン!」と思った私。

 そして、御多分に漏れず映っていたのが、渋谷にたむろするコギャル達の様子。殊更彼女達を映している様子から、外国人の映画監督にとって、コギャルの存在が非常に奇異だったのだろう。日本人の私にとっても奇異なのだから、外国人がカメラにまで収めたくなるのも致し方ないと言えばそうなのだが、「もっと違う日本や日本人を映してください。」と思ったのは私だけではないだろう。日本の、いや東京と限定した方がいいかもしれない。その象徴的なモノとして、彼女達が映る事に私は違和感があるなぁと感じたシーンだった。

 ともかく「世界最速」と言われる彼らの音楽は、陽気で力強い。そしてその音楽が生まれたバックグラウンドを知る事で、さらに味が出る。世界ツアーもこなす立派なミュージシャンでありながら、彼らはやはり人口400人の村で畑を耕す日常を手放さないだろう。

                             つばき

by bigcamellia814 | 2006-01-21 23:53 | cine(映画)

が~まるちょば・新作舞台公演『サイレントコメディ6』 

a0038862_1058123.jpg 『が~まるちょば』という2人組のパントマイムユニット。今日の椿のオススメはこの2人!『が~まるちょば』とはグルジア語で『こんにちは』。言葉を使わず、パントマイムだけで観客を笑いの渦に巻き込んでいく彼らのサイレントコメディ。言葉を使わないから、国や人種を超えて世界中の人達が彼らのパフォーマンスにお腹を抱えて大笑い。耳が聞こえない人達も、一緒になって笑える。世界中のストリートで、劇場で、彼らのパフォーマンスに抱腹絶倒した人達は数知れない!最近では世界各地の大道芸フェスティバルでも活躍している『が~まるちょば』。彼らのパフォーマンスは、日本以上に世界で絶賛されている。

 そんな『が~まるちょば』の新作舞台公演が決定!
  「サイレントコメディー6」
2006年2月21日(火)~26日(日)
会場/シアター・グリーン メインホール 
  東京都豊島区南池袋2-20-4 TEL 03-3983-0644 交通 アクセス
チケット(¥3,800 )前売開始→2006年1月14日(土)
チケット購入等詳しい情報はこちら→

a0038862_1263118.jpg 『が~まるちょば』の一人Ketch!(赤いモヒカンの方)とは、知り合って10年近くになる。その頃彼は、週末になると井の頭公園に行き、一人で大道芸をしていた。週休5日、雨天中止、客の投げ銭が彼の生活費。月給いくらのサラリーマンとは違う。安定性とは無縁だ。それでも彼は、その時から、大道芸で生きていくという気持ちに全く揺らぎが感じられなかった。
 10月に小倉で行われた「北九州パントマイムフェスティバル」に出演していた『が~まるちょば』の舞台を見に行った。Ketch!一人の大道芸は、何度か見た事があったが、何度もDMをもらいながらも、なかなかチャンスがなく、『が~まるちょば』としての舞台を見たのはこの時が初めてだった。舞台を見、大笑いしながら思った。Ketch!が、井の頭公園で培ってきたモノが、確実に結びついていると。こだわり、やり続ける事の力強さを、この時私は彼から教えられた。
 舞台の上で、彼らの表情はクルクル変わる、その表情に大笑い。彼らの動きは抜群にテンポがよく、軽快な音楽に踊らされている気分にすらなる。
 以前から生き様がカッコいい!と心底尊敬していたKetch! そんな彼とユニットを組んだ、Hiroponの表情もまた最高!釘付けになる事間違いなし。

 この頃、ジャマイカから帰国したばかりの私は、彼らの舞台を見に行く事が出来ません。本当に残念!是非、関東周辺にお住まいの方!いやいや、遠くからでも『が~まるちょば』の舞台を見に行きたい!と思われた方は行って下さい!間違いなく、『が~まるちょば』の虜になります!(断言!)

                                   つばき

 

by bigcamellia814 | 2006-01-21 12:17 | お知らせ