age嬢と不作の男どもについて

 3連休の中日。
「久々に引きこもるかぁ。」と決め、インドネシアのお土産を送る為に友人に手紙を書こうとか、頼まれたBagを製作しようとか、色々考えていたけれど、「つばき、明日空いてる?会いに行こうかと思って!」と言う友人Tからのいきなりの電話で、即座にスケジュール変更!だって、Tと会うのは1年ぶり。「会いに行こうかと思って。」なんて言われたら、例え「冬場は誘われても無情にも断ることがある」私でも、お断りすることなぞ出来ません。それに、「いつでも会える」と思っていた人達と、「会えぬまま、あれよあれよと時間は経つ」ということを実感している今日この頃。「会いたい!」と思った時には会いに行き、「会おう!」と言われた時には時間を作る!そんな自分が今年の目標。
 
 小雪舞う日曜日、Tと、彼のパートナーMと再会。
Mとは年末にも再会していたけれど、1ヶ月も経たないうちにまた会えた事が本当に嬉しい。

 ランチは韓国料理。
Tの洋服を探してトアウエストをブラブラ。
Mが「行きたい!」と言った栄町の雑貨屋でお買い物。
歩きつかれて、Cafeに入って神戸Sweets。

 Sweetsを食べながら、3人で話す時間。
2人がそれぞれにカバンから本を取り出す。

 Mが取り出した本は、キャバ嬢のバイブル『小悪魔 ageha』という雑誌。
デコって、盛ってる、アイメイクがパンダのギャル達が満載の雑誌です・・・
「なんで、Mがこんな雑誌読む訳ぇ~!」という私の質問に、
児童養護施設の子ども達の人権を研究テーマにしている、若手研究者のMは、「だって、児童養護施設に入る子ども達の中には、親が水商売やってて出来たって子も多いからねぇ。これは、きちんと研究対象にしないといけない分野なんだよぉ。」との答え。確かに・・・納得。今月号は、age嬢達がライフヒストリーを語っているページがあり、参考文献として購入したようだ。
 絶対自分で買うことなどなさそうな雑誌だから、この機会にと思って真剣にページをめくる私。いやぁ、しかし強烈・・・あのテのファッション&メイクに心酔するある一定数の女子がいる訳ですよ。まるで作り上げられたフィギアの様。外国人が見たら、ゴスロリ並みにオモシロがって写真撮りたがるだろうなぁ。

 障害者に関わる仕事に携わっているTが取り出した本は、ASL(筋萎縮性側索硬化症)の当事者達が書いた手記、そして、本田由紀著『若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか 』など。現在、ASLの人と関わっているTは、ASLに関する本を何冊も読んでいるとのこと。「なんで、そんなに荷物多いの?」と尋ねたくなるTのDパックには、ハードカバーの本が3~4冊入っていた。TもMも、とにかくよく本を読む人達。

 障害者の在宅介護に携わるTは、男性介助者の家事能力の低さ、そして想像力のなさを嘆いていた。

 「つばき、男は本当に不作だよぉ~。
僕が男の最低ラインだとするでしょ?その最低ラインにも到達出来ていない男ばっかりだもん。僕でも、こんな男とは暮せねぇって思うもんなぁ~。」とT。

 えっ、そう?Tもそう思う?そうよねぇ、そうなのよねぇ。
最近全然モテなくなった自分を棚にあげて、そんなこと言う女、ちょっといけすかないじゃない?ますます、モテなくなる訳よ。だから、おおっぴらには言わなかったんだけどねぇ、私が男運がないってことをさっ引いても、やっぱりそう思うのよぉ・・・

 そして、「ヘテロの女性は、ホント、大変だと思うよ。」と言うT。
「でもって、私にみたいにヘテロでフェミだと、もっと大変。」と私。

 私ね、男の想像力のなさとか、想像することすらしようとしないところを「まぁ、それ位仕方ないよねぇ。」って思えない自分に時々しんどくなるの。しんどくなるけれど、やっぱり「どうしてぇ?」って思ってしまう自分をごまかせない。

 「暮す」ということを考えれば、葵以上に居心地の良い人は、この先出会えるかどうかわからない。それ程、私には過ぎたパートナーだと思っている。それを味わってしまった私が、ホレたとは言えど、家事能力のない、想像力に欠ける男性と暮した場合、まぁ、破綻は時間の問題でしょうねぇ・・・

 家事と言うのは、「その先を想像して、効率的な工程を組み立てる力」「自分のそしての誰かの安全や快適さを想像し、それを実現する技術」を身につけられる場ではないかと思う。家庭の中の誰か1人がそれを全部担うより、1人1人がそれなりに、その能力を身につけていたら、暮らしはもっと心地良く流れていくんじゃないだろうか。

 不作の中でも、確かに素敵な男性と出逢っている女性はたくさんいる。
私の父親世代に比べれば、多分今の男性の方がよっぽど柔軟。
だって、Tがまさにそのお手本!

 Tと話している時間が好き。そして快適。
男性と話している時に時折感じる、フェミ的発言をした後の「責められる」様な感覚をまるで味わうことがない。「男」と「女」の間に生じる違和感を、安心して言葉に出来る貴重な男性。

 それがどんな事であれ、どんな人であれ、状況であれ、彼の、「相手の側に立って想像する」力」には、感心する。

 別の用事があったMを見送った後も、夜の9時過ぎまで話し続けていた私とT。いろんな意味で、「希望」を与えてくれる存在。

 会いに来てくれてありがとう♪

                                  つばき

by bigcamellia814 | 2009-01-12 20:55 | TSUBAKIng Times

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