思いを育み、忘れないために

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  今年3月に卒業した聴覚障害者の学生のご両親から、植樹のお申し出を頂き、本日記念植樹式を行ないました。植樹して頂いた木は「紅しだれ紅葉」。
 
 聴覚障害をもつその学生は、在学中、ノートテイク(聞こえる学生が、講義の内容・学生の質問等を書いて、もしくはパソコンで打って通訳する情報保障の方法)の支援を受けながら学んできました。入学当時は何の支援もなく、期待を抱いて入学してきただろう大学に失望させてしまった時期もありましたが、その学生の存在が大きなきっかけとなり、本学にノートテイク制度が立ち上がり今に至ります。

 今日の為に集まってきてくれたノートテイカーの学生達を前に、「みんなの支えがあったからこそ、卒業できました。」と繰り返すお父さんの言葉に、少し胸が熱くなりました。
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 今回の植樹にあわせ、ご両親がお考えになったメッセージをプレートに刻みました。
私が勤め始める前から、この学生を支え、制度立ち上げに奔走されてきた教職員の方々、
そして、何よりもノートテイカーの学生達にとって、どれだけ励みになる言葉でしょう。
私自身も、「あぁ、この仕事をやっていて良かった。」と思えた時間になりました。

 先日もある方から、
「ホントに大事な仕事やと思いますよ。いや、ほんまに。」と言って頂きました。
今までも、何人かの方からこれと同じ言葉を頂きました。
人々からとても素直に「大事な仕事や!」と言われる自分の仕事を、
ちょっと嬉しく思います。
「あんたの仕事、大事や!」ってそうそう人から言われませんよ。
素直に喜びます。
                                    つばき

by bigcamellia814 | 2008-06-21 22:05 | TSUBAKIng Times

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