真夜中に男に手紙を書く

「真夜中に男に手紙を書く・・・という行為をしてみたい!」
と昨晩急に思いたち、時計の針が翌日を指し、日も変わった頃、ペンと便箋を取り出し、丑三つ時まで2人の男に手紙を書いた。

内容は特に、
『告白』とか
『愛をささやく』とか
『未練』とか、そういう類の事ではない。

ただ、かつてよくやっていた事を、今の自分は既に失いつつある事にふと気付き、
「あぁいう時間の過ごし方を、今夜はわざわざ味わってみよう!」と思ったのだ。

顔も見ず、
声も聞かず、
話し合う事もなく、
『怒り』とか『別れ』を乗せたメールが1通届き、それ以降関係が断ち切られる。
そういう事が続いたからだろうか、
自分は、こういうやり方にひどく傷つくタイプなのだなと思っている。
「胸が痛い」と言うが、本当に痛いのだ。

顔も見ず、
声も聞かず。
互いに話し合う事もないと言う点では、手紙もさして変わりはないが、
でも、その人の指先を伝い、紙の上で踊る文字は、内容如何に関わらず、
まだ親切な気がする。その人自身の体温を感じさせてくれるからだろうか。

子どもの頃から、手紙を書くのが大好きだった。
それだけで、郵便局に勤めようと思っていた小学生だった。

ただ、ここ数年、とんと手紙を書く機会が減った。
その理由はメールに依存しているからだろうけれど。

真夜中に男に手紙を書いてみてどうだったか?って?
「あぁ、以外と多くの事を、伝える前に諦める様になったなぁ・・・」と言う事に気付いたよ。
もっと、「伝えたい!」って気持ちが、紙から、そこに踊る文字から溢れていたなぁ。

そう思って、いつもより正直に感情を書いた。
「さめざめと泣くのだよ。」
などと書いた時点で、やはりコレは『未練』の手紙になったのか・・・と思ったが、
そのまんま、
無理矢理封をして、
何も考えず、振り返らず、先ほどとっとと投函してきてやった。

真夜中に男に書いた手紙の多くは、たぶん投函されない。(個人的な体験による見解)
でも、たまには思い切って投函した方がいいのだ。
諦めは癖になる。
重ねれば、重ねるほど癖になる。

                                      つばき

by bigcamellia814 | 2008-02-25 15:41 | TSUBAKIng Times

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