自己肯定感はいかにして身につくか?

 お腹の中がスッキリとして、胸の内がスカッとした夜だった。
たくさん話して、たくさん笑って、たくさん食べて、イイ男の話をたんまりと聞かせてもらったからだろう。

 同僚との食事会に飛び入り参加したイイ男は、笑った目元が俳優の高橋克典にそっくりなもんだから、「サラリーマン金太郎」なんて呼ばれたりする。とりあえず、ココでは金ちゃんと呼ぼう。

 関東で引きこもりやニートの支援、その他、不当な天引きが行なわれていた人材派遣大手・グッドウィルの問題や、日本マクドナルド社に店長の未払いの残業代の支払いを求めた『マクドナルド裁判』に最前線で携わっている金ちゃん。先日、『反貧困フェスタ』なる存在を教えてくれたのも、金ちゃんだった。

 私は聞いてみたかった。「引きこもりやニートに関わるってどう?どんなことするの?」と。矢継ぎ早に質問する私に、彼は具体的な体験を交えながら丁寧に話してくれた。

 取り組みのひとつとして、引きこもりやニートの人達にアサーショントレーニングの機会を提供しているとのこと。簡単に言えば、自己表現がニガテな彼らに、上手な自己表現のスキルを身につけてもらうプログラム。相手の気持ちや権利を尊重しながらも、自分の気持ちや権利も主張していく、その具体的なスキルを学んでいく。

 その話の流れから、「つばきさんみたいな人は、アサーショントレーニングとか必要なさそうだよね。」と金ちゃんに言われ、そして周囲も同意。恥ずかしながら「つばきさんの様な自己肯定感はいかにして身につくのだろう?」という話になった。

 私は、人生のほとんど全てを「自分大好き!」「これでいいもん!」と思って生きてきた。自分の事がキライだったのは、数学の時間に答えられなかった瞬間とヒドイ点数の数学のテストが返って来た時と、転校してイジメられてた(しかも理由が「生意気だ」って事で、自分で言うのもなんだが、不良の男の子達にたてつく様な女の子だったから、事実生意気だった。)中学3年の1年間と、将来の方向性を思い悩んだ大学2年の春休み数ヶ月位で、後の時間は、「自分大好き!」と思って生きてきた。とりあえず、「自分がキライ」「自分がイヤ」と思い悩んだ時間が少ないのだ。

 それを「どうして?」「どうやったら、そうなれるの?」と聞かれても、困るんだよ。だって、何か努力してそんな風になった訳じゃないしね。

 「きっと、小さい頃から大事にされて、親に肯定されて生きてきたんでしょうね。」と金ちゃん。「それは重要ですよ。自分を肯定出来ない人達は、肯定されて来た経験が非常に少ない。」と、多くの引きこもりやニートと関わってきた経験から語る。

 私は末っ子だったし、過疎化の進んだ地域で、その当時、私は最年少の子どもだったし、家族からも、地域の大人からも可愛がられて育った。私は、とりわけデキのいい子でもなんでもなかったが、「この子はオモシロイ事をしてくれる」という、非常におおらかな期待を特に母親から感じながら生きてきた。「文章を書くのが好きなら、物書きになったらイイよ。」と提案する時点で、堅気の生き方を期待しているとは思えない。この「おおらかな期待」って言うのが、良かったのだと思う。「とにかく、オモシロイことやってみせてよ。」って感じの。

 「ニートやひきこもりになるのは、宝くじに当たるようなもの。」と金ちゃん。
なった人達に共通した「傾向」はあるのかもしれないが、「どうすればそうならない」という答えなどないのだろうな。

 とにかく、私の人生を面白がってくれている、我が両親に感謝!

                                        つばき

 

by bigcamellia814 | 2008-02-23 01:00 | TSUBAKIng Times

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