濃密な再会

a0038862_20493552.jpg

 近くに住んでいると、「いつでも会える。」と思うのか、
気付いたらもう何年も会っていなかったという事がある。
そんな友達に久々に会いに出かけた。
正子とは2年ぶり、
翼とはそれ以上ぶりで最後に会ったのがいつだったのかさえ不確かだ。
その間に2人は結婚し、一緒に暮らし始めた。

 車イスの友人が遊びに来れるようにと2人が選んだ家はバリアフリー。
広々としたリビングで、翼が気合を入れて作ってくれた料理(本人曰く、緊張で本領発揮出来なかったようだが・・・)を美味しく頂きました。翼、マーボー豆腐美味しかったよっ!

 かつて関東で在宅障害者の介助者として働いていた翼は、近々、仲間と共に障害者の自立生活センターを立ち上げる。「関東の障害者運動と、関西の障害者運動って違いがある?」という私の質問に、翼は大きく頷きこう語った。

 「関東の障害者運動は女性解放とセットだったけれど、関西の障害者運動は解放運動とのつながりが強いから、解放運動の中にある男性中心の体質が、障害者運動の中にも取り込まれている。」という翼の見解に、私は妙に納得できるものを感じた。また、コレは関西の障害者運動に限らずだが、「ジェンダー」に関する意識が関東に比べると低く、そのあたりでストレスを感じるとも話してくれ、コレには私も深く頷いた。先日、職場のセクハラ研修に参加した葵が、「関西でな、いちいち『それセクハラです!』なんて言ってたらなぁ、一切コミュニケーションとられへん。」と言ってた言葉がその全てを語っている。ジェンダーに関する敏感な感覚だけでなく、抑圧と被抑圧の構造について、彼なりの違和感をきちんと言葉にしてくれる翼との会話は心地良い。

 短大で児童福祉を教えている正子。
教鞭を取りながら、一貫して養護施設で暮らす子ども達の実情や、
養護施設での暮らしを経て大人になった人々の現状に向き合っている彼女。
その一貫した姿勢に、私は惚れ惚れする。
相変わらず、私に力をくれる女友達の1人だ。
 
 途中から、翼と共に自立生活センターを立ち上げる仲間・みっちーも加わり、その大半が障害者問題についてだったが、濃厚な話が深夜まで繰り広げられた。骨形成不全症という障害を持ち、車イスで自立生活をしているみっちーの話も、日頃、大学に通う障害学生との関わりが中心になった私には、非常に興味深い話ばかりだった。

 結局この日は、久しぶりに正子と布団を並べて眠り、もう既に遅い時間だというのに、3時過ぎまで話し続けた私と正子。布団に入りながら、取り留めなく話をする。こんなシチュエーションが大好きなんだ。
a0038862_2229525.jpg

 写真は、正子と翼の結婚式の時にウエルカムボードとして飾られた絵とお人形。
お人形は、どこかの作業所に特注で作ってもらったとか。
愛らしいモノ達が、玄関でお出迎えしてくれるお家です。

 正子、翼、あったかくて濃密な時間をありがとう。

                              つばき

by bigcamellia814 | 2007-12-08 21:38 | TSUBAKIng Times

<< 祝!障害者の日! クリスマスツリーを前にして >>