写真展:対岸の肖像~BURAKUとのかけ橋~

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 大阪・JR芦原橋駅周辺。
私の専属グルメガイド(大阪B級グルメ限定!)のKさんが、
この周辺の皮革産業と被差別部落の歴史を案内してくれた。

 その途中で立ち寄った大阪人権センター。
そのロビーで、『人権習慣巡回写真展 対岸の肖像 ~BURAKUとのかけ橋』という写真展が行なわれていた。『週間』で終わらせるのではなく、『習慣』にするわよって感じがイイよね。

 被差別部落にアイデンティティを持つ数名の写真とともに、
その人達の言葉が展示されていた。

 その中の、ある男性の言葉を思わず書きとめた。

『(前略)
私が部落出身であるかどうかなんて、
この星で遊ぶにおいて小さな小さなことなんです。

かつて部落がもっていた深刻な社会問題を、
熱い運動の末解放へと導いてくれた親やその仲間達に感謝します。

私は本当に解放されて生きています。』

 読み終えて、ふと、「どこで生活している人だろう?」と探してみたが、
彼だけ書かれていない。

 彼の仕事は養蜂業。
『花を求めて蜂たちと各地を移動する。』と言う彼には、定住する場所はない。

 その土地に生まれたというだけで、理由なき差別を受けてきた部落民。
土地に縛られる事なく、花が咲く場所がその時の住家となる彼の生き方は、
本当の意味で解放されている。
「カッコイイなぁ・・・」と呟いて、しばらく彼の写真を見つめ続けた。

                                   つばき


 

by bigcamellia814 | 2007-12-09 20:36 | TSUBAKIng Times

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