どうしても、もう一度見てみたい!~Bamboozled

a0038862_22423153.gif どうしても、もう一度見てみたい映画がある。2000年に公開されたSpike Lee監督の作品・『Bamboozled』。

 フィリピンに住んでいた頃、ケーブルテレビから流れるアメリカの映画番組をつけていた時、偶然出会ったこの映画。途中から見始めたので、誰の作品の、どんなタイトルの映画かエンロールを見るまでわからなかったのだが、途中から「コレは絶対Spike Leeの作品だ!こんな、黒人問題を前面に持ち出した作品を作るのは彼しかいない!」という確信が芽生え、吸い込まれる様にその映画を見た。英語字幕もなかったので、私のリスニング能力では細かな内容を理解する事は不可能だったが、最後には涙が流れた。
 そしてエンロール。私が確信した通り監督はSpike Lee。そしてタイトルは『Bamboozled』。

 『Bamboozled』とは、「~煙に巻く」「~をだまして~をさせる」「ペテンにかけて~を巻き上げる」等の意味を持つ動詞だ。

 この映画は、ミンストル・ショーという「俳優が顔を黒く塗って“陽気で間抜けな黒人”になりすまし、ドタバタ・コントをしたり、歌ったり踊ったりする娯楽ショー」を題材に、黒人向けテレビ番組を皮肉ったコメディ映画である。
 『マルコムX』をはじめ、一貫して黒人問題を扱ってきたSpike Lee の映画の中でも、真っ向から黒人差別に挑んだ過激な作品だと私は思う。

 しかし、この映画、日本では公開されなかったらしい。日本でこの映画のDVDを入手するのも困難。しかし、もう一度見てみたい。可能なら、日本語字幕付きでしっかり内容を理解しながら見てみたい。そして、まだこの作品に出会っていない人達に是非とも見てほしい。あまりにも誇張され、ステレオタイプ化された黒人へのイメージと、それを培ってきた歴史、歴史という言葉で終結させる事の出来ない現実について、否が応でも考えさせられる作品だ。

 あぁ、もう一度見てみたい!そうだ、2月にJamaicaに行く時、CanadaはVancouverで長時間のトランジット。フィリピン在住の際、フラットメートだったカナダ人の友達と会う予定。事前に彼女に連絡して、『Bamboozled』のDVDを買ってきてもらう!さぁ見たい方!我が家へ集まれ!

☆『Bamboozled』参考HPはこちら→

☆上の絵は『Bamboozled』のポスター。ステレオタイプ化された黒人の女の子の周りには綿花、手に持っているのはスイカ。綿花とアフリカン・アメリカンとの関係はほとんどの人がご存知だろうが、スイカとアフリカン・アメリカンも関係が深い。今でこそ白人もスイカを食べる様になったが、かつてはスイカと言えば黒人が食べる物で、白人は食べなかったそうだ。

                                 つばき

by bigcamellia814 | 2006-01-10 23:57 | cine(映画)

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