産めるのか、いやもう無理か

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「今年は妊娠したい」
「今年出来なかったら諦める」
「35歳過ぎたら高齢出産になるんですよ。妊娠難しくなるんですよ」

40代を迎えた、子どものいない女たちの前で、
私たちより少し若い女たちと、子どもを産み育てた世代の男女が、
大きな声でそんな会話をしている。

「35歳過ぎたら高齢出産になるんですよ。妊娠難しくなるんですよ」
「もう、あなたたちは産めないよ」、そう言われているように、
この言葉が心に冷たく響く。

産めるか、いやもう無理かも、
その瀬戸際に立たされている女たちが、
その言葉を無言で受け止めている。
無邪気というには語弊があるだろうが、
まだ可能性を感じる年齢の時は、私もあんな風に語っていたのだろうかと振り返る。

その空間の中で、私たちの存在は影薄く、
産まない、産めない、産みたくない、
その枠組みに既に入れられているような気もして、
勝手に苛立つ自分に疲れる。

子どもをもつことに関する、
憧れや嫉妬や、焦りや競争や、動揺や不安や、
何かが欠乏している感じから、そのうち楽になれたらいい。

この行き場のない思いを味わいながら、
いつか乗り越えた先に辿り着きたい。
ただそれを願って、ここに至る現実を静かな痛みとともに受け入れ、
少し涙を流し、さぁ眠ろう。

by bigcamellia814 | 2014-04-01 09:31 | TSUBAKIng Times

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