母の日

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 外食が続いていたせいか、胃の調子が思わしくない。
この週末は胃を休めよう。
起きてから何も食べず、何も飲まず数時間。
口寂しくなってきたので、先日、奈良に行った時に買った、吉野本葛の老舗・天極堂さんのおろし生姜の葛湯を飲む。飲むというよりは、食べる。ふわり、とろり、弾力のある食感も、一瞬にして舌の上でとろける。

 子どもの頃から、葛湯が大好きだった。

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 飲み込んだ葛湯が、ゆっくりと胃の中に落ちて行き、
生姜の効果もあってか、じんわりと身体の中心が熱くなってくる。

 その感覚が呼び覚ましたのか、母親のことを思い出す。
風邪をひいて学校を休んだとき、
のどが痛くて、何も食べられなかったとき、
母親が、片栗に砂糖を足して、お湯で溶いたものを食べさせてくれた。
葛ではなく片栗粉だから、時間が立てば、そのうちとろみは失われていく。
葛に比べれば、ずいぶん安上がりだけれど、
私はこれが大好きだった。
・・・ということを、昨日、葛湯を飲みながら、ふと思い出した。

 今日は母の日。
慌しくしていて、何も用意できていなかったことに今更気づく。
母にこの葛湯を送ろうか。
「最近よく小さかった頃のことを思い出します」
とひとこと添えて。

   つばき

by bigcamellia814 | 2013-05-12 12:53 | TSUBAKIng Times

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