トラック野郎

 前を走る大型トラック。

 トラック野郎のデコトラには、たいてい男気溢れる言葉か、
もしくは演歌の歌詞のように「あなたに ついていきます どこまでも」的なツマラナイ幻想が描かれているものだ。

 しかし、前方を走るトラック野郎を見よ。
そこに描かれている言葉は、『核兵器廃絶』 
 
 そして、峠三吉の有名な詩が続く。

『ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわをへいわをかえせ』

 そのトラックのナンバープレートを見た。
広島ナンバー。

 こんなトラックが10台も連なって走ったらどうだ?
西へ東へ、北へ南へ、
トラック野郎が走り続ける。
これはバカに出来ないデモンストレーションになると思う。


 今日この話を聞き、胸が熱くなって涙が出た。
そのドライバーが、自分の自慢のトラックを彩る言葉として、
なぜに『核兵器廃絶』と『峠三吉』の詩を選んだのか。
その想いを私は想像する。

 にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわをへいわをかえせ 
 

by bigcamellia814 | 2011-01-08 18:45 | TSUBAKIng Times

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