Sさん

 3月に労働委員会に不当労働行為救済申し立てを行って、約8ヶ月が経過。
8月から4ヶ月に渡る証人尋問が行われている最中だ。

 所属する組合事務所にかかってきた電話。
そこに居合わせた私が受話器を取った。
電話の主はもう80歳は超えているだろう、組合員のSさんから。

 「ご無沙汰しています。お元気ですか?」と尋ねると、
「それがなぁ、前、胃がんになったやろ。
今度は肺がんになってな、この間手術して、今入院しとるんや。
肺、ひとつとるだけで良かったけどなぁ。」
と言うではないか。

 そして、
「そやからなぁ、あんたの15日の審問、傍聴に行かれへんわ。ゴメンな。」
と言うSさん。どうやらそれを言うために電話をかけて来てくれたようだ。

 Sさんは、私が雇い止め解雇された大学の卒業生。
そのこともあってか、ずっとずっと私のことを応援してくれている。

 「Sさん、私の審問のことより御自身の体のこと心配してください。
また、元気になって会いましょうね。」と言って電話を切った。

 勝ちを引き寄せるまでの過程は、いろんな人との共同作業だ。
皆がチカラを合わせ、出し合い、勝ちを引き寄せる空気を生み出していく。
例え私の側に真実があったとしても、1人でそこに辿り着くことは到底出来ない。

 私の勝ちを引き寄せるために多くの人達が動いてくれている。
80歳を超えたSさんもそのお一人だ。

 Sさん、ありがとう。
嬉しかった、あたし!

     つばき

by bigcamellia814 | 2010-11-16 23:05 | TSUBAKIng Times

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